ターザン(1999)のレビュー・感想・評価
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森と動物と文明と人とー今だからこそ考えさせられる映画
ディズニーのターザンは、名前だけ知っていて見たことがなかったのですが、
ふと気になって見てみたらとっても面白かったです!
ゴリラに育てられた人間、ターザンが、ゴリラの言葉を話し、ゴリラのように動くにも関わらず、見た目が違うという理由でゴリラの仲間とは認められない。
そんな中、育ててくれた母親ゴリラは、目も耳も口も心臓も同じ、と言って愛情を注ぎます。
イギリスの探検家たちが森にやってきた時、初めて自分と同じ人間の姿を見て、手の大きさが同じだったことから心を打たれ、人の格好をしたり話すようになったり、文明に興味津々なターザンを見て、感動しました。
そして改めて自然や動物を大事にしようと考えさせられます。
ストーリーはシンプルで、ハッピーエンドでとてもわかりやすいので、
語学の勉強に使うのも良いと思います。
シンプルな名作
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ある無人島で夫婦が死に、赤ん坊が残される。それをゴリラが育てる。
大人のターザンになった時、ゴリラ研究の親子と用心棒がやって来る。
娘が猿に襲われた所をターザンが助けた事で、2人は仲良くなる。
ターザンは言葉も覚えたが、群れのボスである父ゴリラが反対したため、
娘が希望しても、ゴリラの群れと所へ連れて行く事は無かった。
やがて期日が来て娘らはイギリスへ帰ることになる。
母ゴリラはターザンが人間の子供であり、自分の子ではない事を明かす。
それを知ったターザンは娘と一緒にイギリスへ行くことにした。
最後にターザンは意を決してゴリラ達の所へ娘らを連れて行った。
しかしこれが裏目、用心棒は実はゴリラ密猟団の一味だった。
ターザンと娘らは船に捕らえられ、一味は島に戻って猟へ。
しかしターザンが助けを求める声を聞いた象とゴリラが救出。
速攻で島へ戻って敵を一網打尽にする。用心棒もアホな形で命を落とす。
しかしゴリラのボスが命を落とし、ターザンに後事を任せたと遺言。
ターザンはボスとして島に残る事になる。
一方娘はイギリスに帰ろうとするが、父の一言で残る事を決意する。
そしてついでに父も一緒に島に残る(場)
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いやー、シンプルな話やけど面白かった。
単なるファンタジーなんやけど、こういうのも悪くない。
悪役を除いて登場人物がみんな単純で善良。
そういうところが見ていて清清しいのかな。
大人になってから見ても素晴らしかったです
ディズニープラスで鑑賞しました。
一度観たことがある映画を家で観ると適当なながら観になってしまうことが多いのですが、目が離せなくなってしまい自分でも驚きました。
子供の頃に観て内容は覚えていないですが、ターザンかっこいい!いい映画だったはず!というイメージでした。
ディズニーのクラシックなアニメとCGが違和感なく気持ちよく組み合わさっていて不思議です。
木や蔦、空間を回転しながら見回すような場面、走り抜ける(滑り抜ける?)場面。
取ってつけたCG、楽をするためのCGといった使い方ではなく活かすために使っている感じが素敵でした。
実際の生体とディズニーは違うところもあるでしょうが、ゴリラのリーダーや群れ、寝床づくりがあったり
セリフがなくてもお母さんのゴリラがターザンを育てよう・守ろうと橋の上で覚悟を決めるような表情、ゴリラの子供と扱い方が違うような動き(背中に乗せても落ちてしまった?)
海や川、しぶき、水の表現
ターザンも人間を知る前から道具を使っていたり
ラストのバトルでターザンがナイフを使うようになっていたり、それでも銃は使わなかったり
古い作品なのでヒロインが弱々しすぎたり時代に合わない感じがするかと少し心配しましたが、弱すぎることも強すぎることもサービスシーン?もなく、慣れないことも=あくまではじめてのジャングル生活だからという表現でした。
恋愛作品が苦手な方でも観れそうです。
この映画は恋愛という言葉より、家族(群れ)・仲間という言葉が先に浮かびます。
大人になってから観て発見がたくさんありました。
オープニングからもう涙が出ます。
80点
映画評価:80点
20年前、
テレビでやる度に観ていた程
大好きな作品。
大人になった今でも
変わらず面白くて、感動しました。
なんといってもテンポが良い!
ゴリラに育てられたという解りやすさも良い!
なにより人間では中々お目にかかれないピュアな登場キャラたちが良い!
そしてプリンセスではないけど、
ディズニー作品のヒロインで
自分が一番好きなジェーンが最高!
(ジェーンパパも可愛くて好き)
少しずつダークさが消えてきている
ディズニー作品ですが、
その始まりに辺るターザン。
美しくて、純粋で、自然は厳しくて、
生き物の命は平等に尊いと教わった作品です。
懐かしくて、
可愛らしくて、
最高でした!
【2022.6.7観賞】
ジェットコースターを体感するような快感が命のアニメ映画
ターザンが森の中を突き進むシーンが命のアニメ映画。ジェットコースターを体感する快感に近い。創作のエネルギーは全てこの快感に費やされている。ストーリー、人物設定、共に目新しさが無い。アニメに必要な人間以外の動物たちのキャラクターの可愛らしさも弱い。
ターザン=この作品だと思います
小学生の頃に父親が買ってくれたディズニー作品です
20代後半~30代の方なら大半は1度は鑑賞したことはあると思いますが
躍動感や緊張感が画面を通して感じれました
子供なのでストーリーの深みなどはわからなかったとは思いますが絵の動きや効果音や音響で楽しさを肌で楽しんでいました
子供でも 昔子供だった大人でも 何度見ても面白い作品だと思います
2回目。家族の絆・動物との共生てなテーマがストレートすぎて普通引く...
2回目。家族の絆・動物との共生てなテーマがストレートすぎて普通引くんだけど、正味80分の超きびきびな展開(編集)とそれにマッチしたPVっぽいかっこいい音楽が救いとなって、最後まで一気に観せる傑作になった。特にファーストシーンとラストシーンはアニメだから出せる切れ味。スパイダーマンもびっくりだ。8点
セル画ディズニー最後の名作!
言わずと知れた“ターザン”を題材にした、ディズニー1999年の作品。
個人的に、お気に入りのディズニー作品の一つ。
原作はエドガー・ライス・バローズ。
大胆脚色されているだろうが、ターザンの物語を、分かり易く、躍動感たっぷりに、面白く描いた好編。
まず、フィル・コリンズの曲に乗せて、ターザンが母ゴリラに拾われるまでの冒頭がドラマチックで、あっと言う間に作品世界に引き込まれる。
フィル・コリンズの曲は要所要所で使われ、映画を最高に盛り上げてくれる!
何度も何度も映像化されているターザンだが、アニメならではの新鮮味があった。
まるでサーフィンのように木々を滑り、蔦から蔦へ大ジャンプするアクションは、アニメだからこそのスピード感と表現。
画も素晴らしく、今のディズニーに本作と同クオリティのセル画アニメを作れと言っても、容易には出来ないだろう。
(思えば、本作以降、「ボルト」〜「プリンセスと魔法のキス」辺りでディズニーが再三息を吹き返すまで、長かった…)
キャラクターも活き活きしている。
逞しく心優しい好青年のターザン。
ヒロインのジェーンがコミカルで可愛らしく、親しみ易さ抜群。
クレイトンも悪役なのに、憎みきれない。(クレイトンの最期は直接的描写はないにせよ、ディズニーアニメの中でも極めて残酷)
そして、母ゴリラの愛情は泣かせる。
ボスゴリラとの和解も含め、姿形は違えども、紛れもなく愛や絆を謳った作品。
ターザンの葛藤・成長も心地良く展開していく。
先日、米メディアがディズニーのベストとワーストを独自選出。
何故か本作はワーストの方に選出されたが、絶対名作でしょう!
さて、ターザンと言えば、2016年公開予定の新実写版も気になる所。
素晴らしかった頃の、最後のディズニー映画
リトルマーメイド、美女と野獣、ヘラクレス、ムーラン(小声)、アラジンにライオンキングリロアンドスティッチチキンリトルノートルダムの鐘ら間になった王さまダイナソーブラザーベアシュガーラッシュアナと雪の女王搭の上のラプンツェル・・・いい意味でも悪い意味でも名作を作り上げたディズニー、CGアニメーションを除いて、今までのどの会社のアニメーションの中でも今作は、画の美しさはどこにも負けていないと思う。
99年に作られたとは思えない綺麗な動きや表現力は、現在でもセルアニメーションを取り入れる程に「手描き」にこだわるアメリカらしい作品だと思う。
また、アメリカのコミックやアニメーションは個人的に表情が豊かではなく感じる。だが、このターザンは、キャラクター全員が個性のある表情を作る。
特にジェーンは喜怒哀楽がはっきり伝わり、彼女の存在が今作を色濃く目立たせていると思ってもよいのではないか。
ストーリーに関してはかなりベタな展開だった。
だが、今作はストーリーではなく、その他の面にパンチを効かせているように捉えられる。
で、今作の悪い点と言うものははっきり言って無い。
悪い点こそはないが、悪い影響をディズニーが思い切り浴びている。
まずは、上記の通り、パンチを聞かせようとしすぎて変なものを作ったりしている。
しかも(ここから先はターザンと関係ない)ここ数年では「ウォルト・ディズニー○○~周年記念作品」という無理矢理な記念作品。ジョンカーターってなんだっけ。
しかも会社の買収ウハウハ状態にその買収した会社の映画にとんでもなくつまらなさそうな(作品は面白い)キャッチコピーを付けたり。
従来のBlu-rayの退化版ことmoviesnex。
この会社の迷走はどうなるのか。
素晴らしい躍動感と音楽
約15年前の映画とは思えないようなきれいな映像でジャングルの中を冒険した気分でした!
ターザンの動きがとにかく迫力があり素晴らしいです。ターザンが木から木へと飛び移り駆け巡っていくのはジェットコースターのようで、動物や人間との戦いでさらに拍車をかけスリリングさがあり迫力満点です。
他のキャラクターで魅力を感じたのは母親ゴリラです。母性愛に感動しました。
ターザンがゴリラに育てられることになった経緯も悲しいけれど、運命的でよかったです。
ジェーンと出会ってからターザンがどんどん人間らしくなっていくのを、嬉しくなってみていました。
ターザンが悪い人間がいることを知ってもジェーンも一緒だと思わないのはよかったです。
王道的なプリンセスストーリーではないので敬遠してましたが、ターザンらしいラストでかっこよかったです。こういう王子様も素敵だと思います。
ミュージカルみたいでとても楽しい映画でした。
基本に則り破綻なくまとめてました
総合55点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
物語は無茶な内容を勧善懲悪で綺麗にまとめたなという感じ。相変わらず突然に音楽劇になるし、愛と友情と、苦労の末に悪い敵が倒されるというディズニーの基本に則ったものでした。そのため破綻のない子供向け・家族向けの作品になっていました。大人単独で観るには物足りません。
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