「切ない」シュリ ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
切ない
クリックして本文を読む
ベタな内容ではありますが、ロミオとジュリエット的な切ない物語が好きな方にはぴったりな作品でした。冷戦に翻弄された朝鮮の歴史は、本当にかわいそうだし、ひょっとすると日本でも同じことが起こっていたかもしれないと思うと、他人事ではないです。
「シュリ」は、韓国映画が世界的に認められるきっかけになった作品と記憶しています。さすが、熱量が高いと言うか、感情が高ぶるというか、作品から溢れてくるエネルギーの大きさを感じます。内容が分かっていながらも、ラストのふたりの哀しみに飲み込まれてしまいました。もしかすると、現実にこのふたりが存在していたのかもしれないと夢想しながら。
コメントする
レントさんのコメント
2024年10月8日
ロミオとジュリエットを分断国家を舞台にするなんてスケール大きいですね。べたな内容に弱い私はレビュー書きながらも号泣。笑ってやってください。
いまだ70年以上朝鮮戦争が終わらないのは南北統一されると困る各国の思惑があるんでしょうね。日本にとっては韓国は共産圏に対する緩衝地帯の役割を担ってくれてますし。もし朝鮮半島が共産圏に包まれていたら日本の民主主義はもっといびつで日本共産党なんてありえなかったでしょうね。