劇場公開日 2022年1月7日

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ゼイリブのレビュー・感想・評価

全75件中、41~60件目を表示

4.0何度観ても面白い。

2022年1月16日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

ジョン・カーペンターレトロスペクティブ2022にて劇場鑑賞。

言わずと知れた熱狂的支持者も多いホラー映画のカリスマ監督ジョンカー・ペンターの意欲作。
有楽町の某映画館でJ・カーペンター3作の4Kレストア版を3週に渡り上映しているが、驚くべきことに当館は2K上映であったw。

リアルタイムでの劇場鑑賞以来、実に数十年ぶりの鑑賞だったこともあり、サングラスを手に入れた後の展開をすっかり忘れており、プロレス時間の長さと思っていたよりちゃんとした結末だったことに改めて驚かされた。

本作は代表作「ハロウィン」や「ニューヨーク1997」などとは少し違い、珍しく格差社会やメディアの在り方などへのアンチテーゼが各所に見てとれ、大きくは宿無しの日雇い労働者と裕福な上流階級に擬態したエイリアンとが戦う構図となっているので面白い。

特殊なサングラスをかけると人間とエイリアンの判別ができ、街の看板や雑誌を見ると隠された洗脳メッセージを読む事ができるという、それだけでも勝ち確定の最高のオモシロ設定である。

J・カーペンターは自ら映画音楽を制作することでも有名で、劇中の西部劇風挿入曲もずっと耳に残る程印象的であり、その多才さを感じる事ができる。

主演はロディ・パイパーという当時の人気プロレスラーのため格闘シーンに時間をふんだんにかけているが、あまりにも長い時間なので途中で飽きが来てしまうことくらいがマイナスポイントで、総じて非常に面白く誰でも楽しめるようなエンターテイメント作品となっている。

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カツベン二郎

5.0以降のSF映画に多大な影響を与えた、最初から最後まで強烈な社会風刺に貫かれた社会派SFスリラー

2022年1月16日
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鑑賞方法:映画館

『ジョン・カーペンター レトロスペクティブ 2022』での鑑賞。何度もビデオで観た作品ですがスクリーンでの鑑賞は初めて。強烈な社会風刺で幕を開ける本作ですがそもそも主人公のネイダがデンバーで10年務めたのに失業してLAまで流れてきたホームレスだという設定が痛烈。社会にコテンパンにしてやられているのにそれでもまだ社会に貢献するセカンドチャンスを求める極めてピュアで誠実な人。それが教会で手に入れたサングラスで世界が見えるようになった途端に世直しをしようと銃を取るわけですが、これって観客側からはヒーローに見えますが何も知らない劇中の人物にしてみればどうかしている男以外の何者でもない。ネイダ自身もサングラスをかけることで頭痛と引き換えに高揚感を得ているのでこのサングラスで何が世界を支配しているかが見えるようになるというのは教会で神の啓示を受けるのと同じ。サングラスをかけるかけないでネイダとフランクが延々路地裏でケンカする様を笑っちゃうくらい執拗に描写しているのも、真実を知る者とそこから目を背けたい者や自分が信じているものだけを信じたい者との断絶を表現しているもので、ブレインバスターやバックドロップ、金蹴り等でズタボロになりながら戦う二人の姿に滲む滑稽さに痛烈なメッセージが見えた気がします。ホリーがネイダを窓から突き落とすのを真上から撮るカットの鮮烈さもリストア版では冴え渡っていて、何度も観ているシーンなのにうわ!っと声を出してしまいました。最初から真実が見えているのが盲目の宣教師であるという皮肉も強烈、本作における“They”は本作公開から30年以上経った今もまだ世界を支配している現在が本当の意味での本作のオチなのかも知れません。

改めて本作が様々な作品に影響を与えていることを実感できたのも再鑑賞の醍醐味でした。まずは『マトリックス』、最近の作品だと『フリー・ガイ』。意外なところだと強烈なラストカットはイリヤ・ナイシュラー監督の『ハードコア』で引用されていることに気づきました。SFスリラーというよりも終始社会風刺に貫かれた底意地の悪いコメディに近い。そういう意味では『ドント・ルック・アップ』も影響下にあるように思いました。

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よね

4.0【中心と周辺】

2022年1月16日
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先般、アメリカで問題になっている陰謀論の中心・Qアノンの大元の発信者が日本の北海道札幌市に居住していて、アメリカ人男性の名前も特定している記事を読んだ。22年の中間選挙で、共和党の上院候補として立候補するのではないかと報じられていた。

この作品は、こうした陰謀論者が喜びそうな内容なのだけれども、ロディ・パイパー演じるネイダが、それらと戦う者だとすると、如何にも短絡的で感情的、行き当たりばったりの無計画で、先を見通すことのできないマヌケな感じだ。

僕は、影で世界を操ろうとするディープ・ステートがあるとか、陰謀論者ではないのだけれど、国際政治学の世界には、搾取と貧困と云う問題を明らかにしようとする学説があって、これを曲解すると、また陰謀論者が喜びそうな内容かもしれないと、ふと考えたりした。

国際政治学を勉強していると、中心周辺理論(Center とPeriphery の頭文字を取ってCP理論ともいう)に触れることがある。

世界には経済的に豊かな中心(つまり先進国)と、中心に搾取され貧困が放置されている周辺(発展途上国)があるというのだが、更に、中心(先進国)には、更にその中心に属する階層(政治家とか企業とか超富裕層)と、それに付き従う周辺と考えられる階層(一般市民)が、周辺(発展途上国)には支配層である中心(支配階級)と、それに付き従わざるを得ない階層の周辺(一般の人々)があって、中心(先進国)の中心と周辺(発展途上国)の中心は結託して、それぞれの一般市民や、一般の人々を搾取し、特に、発展途上国の一般の人々は貧困に追いやられる構造になっているというものだ。

この映画は、アメリカが舞台なので、先進国の話になるのだけれども、一般市民の中にも選ばれて、支配層然と振る舞い、一般市民の搾取はやむを得ないと考えるものがいたりして、この国際政治学のCP理論と似ているななんて考えた。

この作品には、ちょっとした思い出がある。

当時、付き合っていた彼女と別れたばっかりで、新しい彼女と付き合い始めたのだが、その女性は実は、その元カノの友人で、どちらかと云うと身体を重ねることが多い関係だった。

その彼女が、この「ゼイリブ」を観たいと言ったのだ。
当時は、ジョン・カーペンターなんてホラー映画監督じゃんとか、少し軽い感じで考えていたし、日本とタイトルについても、平坦にゼイリブって発音しないで、”ゼイ”・”リブ”ってちゃんと言えとか、色々いちゃもんをつけたい頃だった。

しかし、映画を観て、ちょっとゾッとした。

僕は、この彼女と付き合いながら、僕が元カノを忘れられないでいると見透かされているような気がしたからだ。

まあ、何十年も経って鑑賞すると、いろんなスキルが身に付いて、あれこれ様々な角度から映画を観れるようになるもんだと改めて思う。

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ワンコ

3.0カーペンターが撮るとこうなる洗脳管理社会

2022年1月15日
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カーペンター監督らしいB級感溢れるSFアクションで、富裕層の搾取や消費社会をド直球で風刺していて、サングラスをかけたらエイリアンの正体や洗脳メッセージが分かる一発アイデアが秀逸です。サングラスの向こう側がモノクロ画面なのも不気味で、洗脳メッセージもインパクトあります。とは言え、全体的にゆるい作りで、主人公も行き当たりばったりな感じだし、予算が尽きたのか、敵の本拠地のTV局への殴り込みシーンもなんかチープでイマイチ気勢があがりませんでした。最後のオチは傑作だけど。主演のロディ・パイパーは、プロレス出身とのことで、エイリアン相手に肉弾戦で戦って欲しかったです。

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シネマディクト

3.0ジョン・カーペンター

2021年9月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ジョン・カーペンター監督による、カルトSF。
主人公はひょんなことから、人間に化けたエイリアンを見抜けるメガネを手に入れる。
マインドコントロールのシステムを破壊しようとするが・・・。
明るいインベーダー作品。

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いやよセブン

4.0さすがにジョン・カーペンター監督だ、面白すぎ

2021年7月7日
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ジョニーデブ

4.0奴らは生きている。俺たちは眠っている。(資本主義社会に制動装置を)

2021年4月1日
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単純

興奮

知的

80年代、レーガン大統領により福祉や医療予算は削減。税制は持てる者ばかりが有利に。更には経済政策を市場競争原理に任せた結果、富裕層と貧困層の二極化に拍車がかかる事となる。
本作は、特権階級や金満家達の目に見えぬ支配が、人々の自由を奪っている事実に対するカーペンター監督の怒りそのものだ。
通俗的な商業主義は、マスメディアを活用して至るところでサブリミナルメッセージを送っているに等しい。
人々は作られた流行に踊らされ、物質欲や承認欲求に駆られて、思考停止したままひたすら消費に走る。
その姿は、もはや資本主義の奴隷だ。
(ファッションやオシャレの流行は言わずもがなだが、行き過ぎた健康志向やグルメ情報、SNSやスマホゲームなども、危ない、危ない・・・)

カーペンター監督は決して資本主義を否定してはいない。
西部劇とプロレスを愛する彼は、むしろ生粋の愛国者であろう。
しかし、彼は自由を奪う「権威」への反抗者でもある。
一部の超富裕層が金で政治も経済も思いのままにして、大衆は思考力を奪われ、消費によって金を貢ぎ続ける奴隷になっているような「金が全てを支配する世界」には決して服従しない!

カーペンター監督は「眠らされている人々」の目を少しでも覚ましたいという願いを込め「資本主義が暴走しない為の制動装置(ブレーキ)としてこの映画を作ったのであろう。作中のサングラスこそが「ゼイリブ」本作そのものなのである。

作中の彼ら(They)は特定呼称で呼ばれることはないが、エンドロールにてエイリアンではなく「グール(屍食鬼)」と命名されている。
富裕層・貧困層に二極化された社会では、金を媒介として、貧困層の食べ物も生活も時間も労働も、富裕層が吸い上げ喰らっているに等しい、という監督の熱い怒りが表れたネーミングだ。

(今回、息子に誘われて久しぶりに観たが、なんでこんな作品知ってるの?と思ったら、30周年記念でデジタルリマスター版が出たのですね。
ネットで密やかなブームになったり、ネオナチが勝手に反ユダヤのインターネットミームとして拡散しちゃったり、一部で話題になっているらしいですね。
まぁ、息子が惹かれた情報&動機は「撮影中にガチファイトになってしまい、顔が腫れあがって数ヶ月撮影がストップしたと聞く、そんないわく付きの喧嘩シーンを見てみたい」というものだったけれど。

うむ。良いね。男の子!
殴り合いに約6分も使っちゃう、カーペンターをカーペンターたらしめる象徴的なシーンね。
頭デッカチのカルト情報に影響受けるよりもシンプルでずっとよいわ(笑)
王道の大作と違い、カーペンター監督の好きなものばかりが様々に形を変えつつ不条理に詰まっているのがカーペンター流。
野暮ったくもあるその独特さが、えもいわれぬ魅力となっているのだから、こういうのもアートセンスの一種なのだろうね。)

さて、お隣韓国は超格差社会、無限競争社会に陥って大変な事になっているが、日本の未来はどうか?
2015年の国連サミットではSDGs(持続可能な開発目標)が採択された。
資本主義は利益市場主義からの転換を果たせるだろうか?
日本もアメリカの顔色ばかり伺うのではなく、今こそ自らサングラスをかけてみる勇気が必要だ。本職プロレスラー、ロディ・パイパーのガチなスープレックスを貰う前に!

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pipi

4.0テーマに惹かれての鑑賞です

2021年3月6日
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葵須

5.0グラス掛けろよ!掛けねえよ!

2021年1月31日
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笑える

単純

興奮

名作だと聞いていたのと今週のおそ松さん3期でパロディされていたことも相まって鑑賞。
予想以上に面白かったです。特に初めてサングラスを掛けて見る町の景色は最高に不気味で記憶に残るワンシーンでした。僕らも考えなしに言われるがままに生活していると他の権力者たちの思う壺なのかなと考えさせらましたしね。
そしてそのシーンと同じくらい記憶に残っており笑ったのは、そう!サングラス掛けろ掛けねえ乱闘ですね。もう本当は監督この乱闘を撮りたくてこの作品を作ったんじゃねえかってくらい長いしかっこいいです。ちなみにやられる芝居をして助け起こした相手を殴るのは最高に笑いました。ダウンさせねえと気が済まないのかよって。
終わり方も割と好きです。まさかあんなシーンで終わるとは...あの女性はトラウマだろうな。
短いので気楽に見れますし、考えさせられアクションもかっこいい最高の映画です。古き良きアメリカが好きって方も全人類是非ご覧ください。

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赤だるま

3.5「格差社会」「情報社会」SF。リドリー・スコットとかが撮ったらもっとストレートで怖いSFスリラーになるかも。でも、どこかもっさりした脚本と演出とで却って深読み出来るカルト映画になっているのかな…

2021年1月1日
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モーさん

3.5社会の自文化を疑うことの必要性と決して近未来ではないことを痛感するリアルなSF

2020年12月2日
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興奮

知的

大学の講義の一環で鑑賞。貧富の激しい現代には実は異星人が牛耳っていて…というSFサスペンス。この映画が作られたのが1988年だと言うが、それを感じさせない撮影技術と洗練された音楽、そして、今の社会とも相違点があまりないという先見性にも驚かされた。

不景気で失業者が続出しているなか、ネイダはなんとか、工事現場の仕事を手にする。フランクとともに、ホームレスが肩身を寄せあって過ごすキャンプへと流れ着く。そこでサングラスを見つけたことでストーリーが動き出す。街を出歩いて見えてくるものは、社会の消費されていく気運と、異星人とエリートによって作られた世界。エリートは異星人から選ばれる様に、従順に日々を暮らしている。つまり、サングラス=異文化の流入の可視化できるアイテムなのである。だからといって、それを教えさせるために、5分以上も殴りあうことはないと思うが…笑。同時に進む、排除主義もフィクションには見えない。キャンプの破壊や富の冷笑、従順と働くエリートとの対比は、当時から何ら変わっていない現代を揶揄している。何より、テレビがもたらす作品の効果は、大きな意味を持っている。メディアは万人に情報を与え、影響をもたらす。同時に、認知を都合よくすることも出来る。その危うさと宣伝的な利用を刷り込むことで、一層のリアルを感じさせている。

当たり前のように作り出されている自文化も、実は1枚フィルターを通すと、排除へのシグナルや格差拡大の一因をつくっているのかもしれない。我々も一度、あらゆる物事に距離を取って見る必要がある気がする。メディアから多くの情報を取り入れることが出来る今、サングラスは自身の手で掛けるしかないのかもしれない。

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たいよーさん。

3.5映画史に残る死闘! ルール無用の「サングラス・デスマッチ」!

2020年9月13日
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興奮

知的

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たなかなかなか

2.0エリアン陰謀説

2020年6月13日
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odeoonza

4.0服従せよ!眠れ!消費せよ!

2020年5月12日
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プロレスが長いのが良いところ。

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カタヤマ

4.0時代を感じさせない面白さ

2020年1月5日
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‪職を求め各地を転々とするナダはドヤ街で世界を侵略しつつある存在について知ることになり…。
カルト的人気を持つ80年代のSF映画。徹底した社会批判もさることながら、ワイルドで格好いいと思っていた主人公が想像以上のクレイジーさを発揮してくれる序盤など見所が多い作品でした。

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いと

4.0久しぶりに

2019年11月2日
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先日「ハロウィン」を観た流れで久しぶりに観た。
低予算だしCGが当たり前の現代では、物語も映像もシンプルだし滑稽に見えるかもだけど、今の世界情勢を予言していたようでもある。

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青空ぷらす

4.0ただのB級映画の戯言だったのに 21世紀の現代に於いては、私たちにどのような態度でこの事態に臨むのかを突きつけてくるのです

2019年5月7日
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名作です
完全にB級映画ですが、内容は21世紀になっても現代性を一層増しています
監督が意図した単なる消費社会への批判のレベルを超えて政治的な意味合いまで持っているように、21世紀の私たちの目には映るのです

人間になりすましているゾンビのような宇宙人は、観る人の考え方ひとつでいろいろな記号に置き換えられるのです

例えば、
よく陰謀史観で語られる世界征服を目論む某民族のことであるととか、
マスゴミや政財界を金で買収し、不公正な競争をして世界の覇権を握ろうとしている東洋の大国のことだとか
はたまた、日本なら我が国を乗っ取ろうとする隣国の某民族だとか・・・
ネットウヨクそのものの見方といえるでしょう

逆にマスゴミを操って国民を洗脳し国を右傾化させて他国を侵略する国家にしようと目論む軍国主義者だととらえる左翼の見方をする人もあるかも知れません

つまりあの眼鏡は、ものの見方を変えることで、社会や政治はいかようにも違うようにみえるという比喩なのです

そして主人公達がやっていることは、左右どちらの見方であっても同じです
そのような過激思想に凝り固まり無差別殺人を起こす狂暴なテロリスト集団です

では、どうあるべきなのか
彼らに是々非々で損得だけでつきあうのか?
タキシードの男のように

あきらめて日々を生き、主人公をテロリストとして撃つのか?
屋上で銃を構える女性のように

何も知りたくないと決め込むのか?
主人公を殴る相棒のように

それとも主人公のように無差別殺人を目指すテロリストになるのか?

ただのB級映画の戯言だったのに
21世紀の現代に於いては、私たちにどのような態度でこの事態に臨むのかを突きつけてくるのです

これぞ名作と言わずして、何を名作と呼ぶのか
このゼイリブの世界が現実化している
それが21世紀の現代なのです

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あき240

3.5買え、従え、寝ろまでは良かったが...。

2019年3月19日
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楽しい

単純

サングラスをかけると表記がみえる、人間にばけてる奴がわかるのは、面白い感じがしてすごい良かったが...。もうちょっと仲間を増やし、宇宙人と戦って欲しかったと感じてしまう作品だった...。ラリアットやナックルパート、バックドロップ、ブレンバスターには笑ったけども...。
プロレスみたいな泥臭いアクション映画だと自分は感じてしまった...。この作品を好きな人には申し訳ないが...。
SFのカルト的なアクションぽい表現がもうちょっとあったんではないかと感じた...。

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たか

4.0ハシゴを外す勇気

kさん
2019年1月21日
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ジョン・カーペンター監督作は「遊星からの物体X」から観たけど、この方の作品好きだわ~。

音楽がまず良い!
そして、空気読まずにはしごを外しまくるとこ、主役は元より準主役級の人たちも惜しげもなく死ぬとこが最高だ。

今作をおっぱいで締めたとこもブラボー。

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k
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