劇場公開日 2022年1月7日

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「【人間に姿を変えたエイリアン達の静かなる地球制服を目論む姿を描く。不穏な音楽に併せて映される無自覚に洗脳される人々の姿も印象的な、カルトSFの秀作。】」ゼイリブ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【人間に姿を変えたエイリアン達の静かなる地球制服を目論む姿を描く。不穏な音楽に併せて映される無自覚に洗脳される人々の姿も印象的な、カルトSFの秀作。】

2022年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

ー エイリアン達のサブリミナル効果による姿なき地球侵略。
  仕事を求めてある町に流れ着いたネイダは、教会で奇妙なサングラスを発見。
  それを通して見えた、人間になりすましたエイリアン達の姿。

  現在見ても、全く違和感なく魅せられる格差社会をテーマ性にしたセンスにも感服である。
  そして、エイリアンではないが、氾濫するCMを始めとしたある意味、様々なサブリミナル効果の見せ方も効果的で・・。

  ・新婚向け観光地の看板を、サングラスを通して見ると”妊娠して、結婚しろ”
  ・商品セールス看板を、サングラスで見ると、”買え!”・・・。

  CMに取り囲まれた生活をしている現代の我々も同じではないか・・。

  ジョン・カーペンターって、どれだけ先進的な思考と、映像感覚を持つ人物だったのだ。

  映像も、古臭くなく、現代でも十二分に受け入れられる映画である。

  今作が30年以上も前の映画という事にも、驚きである。-

■”ジョン・カーペンター レトロスペクティブ2022” にて鑑賞。

NOBU
かせさんさんのコメント
2024年7月9日

カーペンター作品って、どれもちゃんとエンタメで楽しめるんですよね。
カルトながらもエンタメっていう不思議な味わい。

かせさん