「最高の映画、最高の役者」戦慄の絆 みるさんの映画レビュー(感想・評価)
最高の映画、最高の役者
鬼才デビット・クローネンバーグの怪作。
この映画のストーリーは「一卵性双生児である二人の産婦人科の先生が一人の女性患者に恋をして、だんたんの二人の関係性が崩れていく」というもの。しかし物語は誰も想像できない方向へと進んで行き、最後には驚愕のエンディングへと続いていきます。
とても素晴らしい映画でした。
特に主人公の双子を演じたジェレミー・アイアンズさんが素晴らしすぎます。
双子の設定なので顔は全く同じなのですが、表情や言葉遣いだけでどちらが兄かどちらが弟か分かるように完璧に演じ分けられています。
視聴者は顔は全く同じでも「あ、今喋っているのは弟だな」と分かります。
これはなかなかできることではありません。
ジェレミーさんはこの映画の2年後にアカデミー主演男優賞を受賞するのですが、そりゃそうでしょう。上手すぎますもん。
少し怖かったり悲しかったりしますが、文句なしの名作です。おススメの一本。
さらにこの映画の一番の衝撃は実話がモデルというもの。
実話
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