劇場公開日 2006年1月14日

「「虚数」imaginary numberが伏線となっているような気がした」プルーフ・オブ・マイ・ライフ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5「虚数」imaginary numberが伏線となっているような気がした

2020年7月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 父親アンソニー・ホプキンスが登場するのも夢なのか過去の回想なのか幽霊なのかさっぱりわからないまま、物語が進み、やがて夢ごこちにさせられた。

 数学というより、まるで文学のような扱いを受けている“証明”。その内容を舞台や映画にすることが難しいのはわかるが、台詞・字幕がなかったら文学のように思えたかもしれない。『ビューティフル・マインド』でもそうだけど、なぜ数学者は精神的に追い詰められるのか。自分がこの証明を解いたのだと妄想のように思えたが、結局はわからない。父の時代にはなかった計算方法があったようだけど、実感がわかなかった・・・俳優に頼りすぎの映画のような気もする。

【2006年4月映画館にて】

kossy