戦場のメリークリスマスのレビュー・感想・評価
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どこかの少女漫画に出てくる禁断の男子校、だけど親爺版収容所編な雰囲気
総合:85点
ストーリー: 75
キャスト: 85
演出: 85
ビジュアル: 70
音楽: 85
戦時下の捕虜収容所という特殊な環境下を背景にした、日英の軍人たちの刹那的な生き方。人生の陰に埋もれた取り返しのつかないもの。どうしようもないすれ違いや、彼らの中に生まれる異様な感情。はっきりと描かれるわけではないのだが、そんな不思議な雰囲気に何か魅了された。
たけしをはじめとして出演者の演技力にはどうも簡単に褒められない部分もある。しかし登場人物の存在感という部分において見れば、奇妙な魅惑の雰囲気が出ていてなかなかの良作だと感じる。デビッド・ボウイはここでも怪しい魅力を放っている。坂本龍一のクリスマスというには冬らしくない、夜に溶け込む澄んだ音楽も素晴らしい。
若いころに見たときにはどこかを見落としたのか、映画の最後でビートたけしが笑顔で言う「メリークリスマス、メリークリスマス、ミスター・ロレンス」の意味がわからなかった。でも数年後に見直したときに、もうすぐ処刑されてしまう彼の、友情を感じたロレンスへのこれが最後の言葉なのだということがわかって、ちょっと寂しくなった。
30年ぶりで初めて映画館で見た
戦争映画かと思ったら戦場の捕虜収容所の話で戦闘場面は一切なかった。坂本龍一が一人だけメイクしていて変な存在感を発揮していた。デビッドボウイにほほにキスをされて腰を抜かす場面が面白かった。ビートたけしも非常に存在感があった。
デビッドボウイのトラウマがやたらと丁寧に描かれていた。有名な音楽がやっぱりとてもよかった。
高校生くらいの時にテレビで見てあまり意味が分からなかったけど、今見ても意図や意味がさっぱり分からなかった。分からないけど面白い変な映画。
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