「不快感、極まりない!絶望感にドップリはまりこむ。」鮮血の美学 ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
不快感、極まりない!絶望感にドップリはまりこむ。
ウェス・クレイブン初監督作品ということですが、この作品を初めて見たのは「エルム街の悪夢」の後でした。 ホラー映画を見漁っていた時期があって、その時の一本です。ウェス・クレイブン監督の作品だって知ったのは、さらにその後なんですが・・・
当時は、もう不快感しか残らないほど、嫌な作品でした。もう二度と見ることはないだろうと思ってたんですが、 月日を重ねるうちに、記憶が薄れてきたら、非常に気になる一本になってたんです。もう一回見てみたいという変な気分の・・・
何度か見直しているんですが、やっぱり不快ですね。
いわゆるレイプリベンジのはしりみたいな作品です。 直接的な特撮もあまり見られず、血糊で誤魔化しているような・・・。
ただ、やっていることは非情にえげつない。 リベンジに際してもスッキリ感はあまり感じられません。圧倒的な絶望感にうちひしがれます。
画面の汚さ(古臭さ)もあって、圧倒的なリアル感があり、それこそが不快感の元凶って感じでしょうか。
そして、所々に挿入されるあの滑稽な音楽が、より一層神経を逆撫でする。
不思議です・・・。なんでこんなの見たくなるんだろう?
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