「心ゆれる…ゆさぶられる」ゆれる しろくろぱんださんの映画レビュー(感想・評価)
心ゆれる…ゆさぶられる
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家の家業を継ぎ
まじめに生きている優しい兄
家を出て
好きなカメラマンの仕事して
自由な生き方をしている弟
そんな対称的なふたり
この兄弟に事件が起こる
事故なのか…
それとも…殺人なのか…
私たちもどっちなのか知りたくなる
ふたりの顔の表情や
心の描写が素晴らしい
兄は本当のことを言っているのか
ウソを言っているのか
…わからなくなってくる
ここの接見の場面は
三度目の殺人を思い起こす
兄は
お前は好きな仕事して
女にもモテてる
それに反して
俺は何もいいことない
同じ兄弟でもこんなにも違う人生
ある意味兄は弟の人生を羨んで
それに気づかない弟に嫌気がさし
…唾をはいた
(ここは兄の本音だったと思う)
建前で生きてきた兄の人生
おとうとの
しがらみのない自由な人生を…
・・・
拘置所で兄に俺を信じているのか
と言われ
…あたりまえだろう…と
いやいやお前はそうゆう奴じゃない
というやり取りで…
…弟は
兄が突き落としたと主張
(ある意味兄の操るままに)
兄の有罪が決まり兄は刑務所に。
そしてラスト
兄が出所しバス停のところまで
歩くシーン
弟が大声で叫んでも兄に声は届かず
バスを待つ
…兄の微笑む顔が印象的
泣いている
おとうとに対して
兄はやっと俺のことわかってくれたか
と微笑んでいる様に見えた
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