「兄弟であるが故の苦悩」ゆれる こころさんの映画レビュー(感想・評価)
兄弟であるが故の苦悩
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家業(ガソリンスタンド経営)や両親、親戚付き合いなど全てを兄に任せ、独り東京で写真家として自由に生きる猛をオダギリジョーさんが、そんな弟を羨みながらも、ただ真面目に実家のガソリンスタンドで働く稔を香川照之さんが熱演。お二人の魅力溢れた演技に、ラスト迄引き込まれました。
幼馴染の智恵子を、真木よう子さんが初々しく演じていた。
大人になり兄弟で抱えるものが違ってくると、色々なわだかまりが生じ、互いに心を許し話す事が難しくなってしまうものかも知れません。
裁判が進むに連れ、互いが胸に秘めていた思いをぶつけ合い、感情を揺さぶられ苦悩する猛の姿が、重く印象的な作品でした。
30代でこのような深い苦しみを描いた作品を世に出された西川美和監督の才能に、改めて驚かされました。
劇場の2Fで西川美和監督が、並ぶファンの方々ににこやかな笑顔でサインをされている可憐なお姿を拝見出来た事、本当に幸運でした✨
映画館にて鑑賞
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KEIさんのコメント
2022年7月11日
こころさん、コメント有難うございます!そうですね、私も自信はないのですが、見る人によって様々な感じ方があるでしょうね。こういう作品を作る西川監督は確かに凄いですよね😊