「こんな人が何人居ただろう」善き人のためのソナタ ぞのさんの映画レビュー(感想・評価)
こんな人が何人居ただろう
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尋問の鬼が芸術によって人間らしさを取り戻すお話。
正義と信じていたものがただの私欲による腐敗だと気づいた時、
その隙間に入り込んできたのが芸術でよかった。
ラストの一言のために寝られた脚本かのように、秀逸な一言で締めくくるのが良い。
ただ、クリスタには何の救いもなくてちょっと悲しかったな。
ただただ男に利用され、自分自身も信じられなくて、最後は罪悪感に苛まれるという。。
この時代は女性にとってこういうものだったのかよく分からないけど、何だかやりきれない気持ちになった。
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