「究極のKY警官」セルピコ たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)
究極のKY警官
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「セブン」の中で、ブラピが自分の事を「刑事セルピコだ」と言うセリフがあるが、セルピコという名前は真面目な警官の代名詞となっているのです。
本作は、正義を貫き通し、顔面に銃弾をうけた実在の警官フランク・セルピコを描いている。
70年代のニューヨークは世界で一番危険な都市と言われるほど治安が悪く、そんな地区で安い給料で働く警官達が、汚職に手を染める気持ちもわからんでは無いが、そんな中でも自分の正義を曲げない、妥協しないセルピコはやはり素晴らしい!
セルピコを単なるヒーローとしては描かず、孤立していくなかでイラだち、恋人に当たり散らしてしまう人間臭いところも見せる事で、普通の人間が必死で正義を貫こうとしているのが伝わってくる。
自分は空気の読めない人が嫌いだが、警察機構においては、彼のような空気を読まない、悪に流されない人間が絶対に必要で、今の不祥事だらけの日本の警察にも、沢山のセルピコが出てくる事を願うばかりです!
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