「もうひとつの罪」セブン humさんの映画レビュー(感想・評価)
もうひとつの罪
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凝らした目と澄ました耳で感じてきたものをサマセットの無言の表情が深く重く語る
ミルズの若い勢いと正義感に押し殺す何か
トレーシーとの会話のあと胸を抉り返された何か
ジョン・ドゥの言い分に呑み込んでいく何か
人の常にあるという7つの大罪を裁く事件を追い詰めながら、彼はその身をもって 8つ目の罪に気がついてしまったのだと思う
あまりにも多くのこの世の業に立ち向かい続けた人生は
己の葛藤を拒絶し何があろうと戻ることもできない道を突き進んだ
語ることも許しを乞うこともなく孤独を背負って生きていく
唯一の罪滅ぼしだと覚悟したようなラストの言葉に、照明がついたあとも真っ暗な夜の波打ち際にひとり置かれたようだった
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満塁本塁打さんのコメント
2025年2月7日
イイねコメントありがとうございました😊警察への電話☎️に反応しなかったのは ミルズ刑事 痛恨のミスですね。ジョン・ドゥに妊娠を🤰知らされるようでは
もう終わってます。 まあ一生立ち直れないのは相違ないです。→廃人。人間失格。ヤク中orアル中
ご指摘のように 奥さん可哀想でした。😢
Eijiさんのコメント
2025年2月7日
直視したくない、直視できない、でも直視せざるをえない、直視しなくてはならない、終盤に迎える壮絶な葛藤と戦わされる瞬間、そのときのブラッド・ピットさんの表情は忘れられないですね。