劇場公開日 2006年9月16日

「個人的には好きだけど、ワイスピではない」ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT りんたろさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0個人的には好きだけど、ワイスピではない

2020年5月24日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

ワイルドスピード制覇シリーズもいよいよ大詰め、東京ドリフトまで来ました。

シリーズ3作目であり、時系列では6番目というややこしい作品。しかも主人公は初登場の青年で、今後もでない。定番のキャストはハンだけ。それがややこしさに拍車をかける。
最後のエピローグでちょこっと彼が出てきた所でこの作品がワイスピシリーズであることを思い出すレベル。

何故かこの映画だけ当時の映画館で見ているおれとしては、シリーズの繋がりなんて全く分からない。
ワイルドスピードの名前を借りただけの別映画です。

ただ、これは批判的な意見ではなく、客観的に分析しただけであって、個人的にはこの映画好きなのよ。まぁ唯一昔から見てた映画だから愛着があるのも要因であるのは否定しない。

東京を舞台にするが、外国人が想像する日本を派手に脚色した演出は笑える。子どもながらに、そんなわけねーだろ、ってシーンが腐るほど出てくる。それを批判するかジョークだと流せるかどうかは、大きく評価に影響するだろうね。

いいじゃん面白いんだから。

ドリフトが日本発祥?であることに誇りを持てる。
確かにシリーズの前2作は、とりあえず怖いもの知らずにスピード出しまくる的な勝負だよね。
日本の狭苦しい立体駐車場でちょこまかドリフトするレースは、アメリカ向けではないかもね。それがまたかっこいいじゃない。

さて、主要キャストに衝撃的な展開があるが、これもまたこの映画をややこしくする所以よ。
だって4作目みると普通にいるんだもんなぁ。当時はほんと混乱したよ。

ラストバトルが峠というのも日本ぽくでいいじゃない。
さながら頭文字Dのようなバトル。さすがにイニDの方はクルマぶつけ合ったりはしないけど、ダウンヒルでドリフトかましながらバトルするなんてまさにだね。

シリーズ視聴7作目だけど、ラストバトルがタイマンできちんとレースするなんて、他の作品にあったかな?
ワイルドスピードは、いまやカーアクションがすこし多めのアクション映画だけど、大分カーレースに注目した作品なのではなかろうか。

ちなみに北川景子がチームにいたなんて、当時は分からなかった。なんか顔違くない?若いだけ?

妻夫木聡はかっこいい。

りんちゃん