北京ヴァイオリンのレビュー・感想・評価
全2件を表示
父親の無償の愛
血が繋がらない子にヴァイオリンの英才教育を施す父親の無償の愛を描いた中国映画。北京に上京してからの若い女性とのエピソードはフランス映画の様で面白い。このイノセントな父親を観てリーンの「大いなる遺産」を連想する。ラストの空港で演奏するチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲のクライマックスは、日本の「砂の器」を連想させる。コンサートホールのオーケストラの伴奏が空港で鳴り響くカットバックには苦笑してしまった。綺麗ごと過ぎる映画に中国らしさ不足が残念。
全2件を表示