イカとクジラのレビュー・感想・評価
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アメリカ版『好奇心』
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あれ〜何処かで見たような映画だ。
さて、感動はどこにあるのだろうが?
あり得ない話は良いが、何事もなく終わることが、『好奇心』と同じで、どうしても好きになれない。
アメリカ版『好奇心』そばかすの話をする場面があるが『好奇心』をリスペクトしているのは確か。『好奇心』の母親も傍だらけだったし、余り綺麗な女性ではないと見た。
チャーリー・パーカーがピンク・フロイドになっただけ。好きなロックバンドだけに、この映画に悪い印象を植え付ける。
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やたらと性に関する描写が多い
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81分と短いので気軽に見始めたがしんどかった。濃くて。離婚によって振り回される兄弟。特にヘヴィな出来事があるわけでもないのだがこりゃキツイ。
80年代NYの作家夫婦。俗物を馬鹿にし、汚い言葉を連発し、子供達に恋愛事情だけでなく下半身の事まで言ってしまう。こんな親では色々屈折もするだろう。次男のフランクが素直ないい子と見せて図書館で問題自慰するわアルコール飲んでるわで…。結局全員が問題を抱える、ヤなヤツなのだ。
そして救いもなく物語は終わる。格闘するイカとクジラを見つめながら。
80年代文化、フランス映画、テニス選手ネタなどがくすぐりのように出てきたりするところもインテリ層特有のセンスかな。おおよそ一般的な家庭ではないが、評論家受けしそうだなと感じたよ。それから80年代にアメリカ家庭崩壊映画が多く作られた、ということを思い出したりした。
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