劇場公開日 2006年12月2日

「余計なものを削ぎ落とした作品」イカとクジラ m@yu-chan-nelさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0余計なものを削ぎ落とした作品

2017年4月22日
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なかなか難しい問題というか、個々の抱える問題と なかなか向き合えずに、自己主張ばかりですれ違いの夫婦と、子供達。
上の息子は父親似で、自己主張が強く余り思い遣りのない頭の硬いタイプ。
下の息子は母親に似て柔軟で奔放そうなタイプ。
でも、本人の気付かないところで それぞれに深刻な悩みを抱えているのが良く解る。

最後、元旦那はやり直しても良いと思っていると伝えるけれど、それを聞いた元妻は、元旦那は何も理解していないとばかりに笑いが止まらない。
なんとなく解るw

このタイトルにもなっている「イカとクジラ」って、人には解らない 心の奥深くで、みんな何かしらと戦ってる…それを、深海で行われている マッコウクジラとダイオウイカの死闘に置き換えてるのかなーって、思った。

m@yu-chan