「がれきの中、取り残されたピアノの奏でる音に」戦場のピアニスト うそつきかもめさんの映画レビュー(感想・評価)
がれきの中、取り残されたピアノの奏でる音に
瓦礫と化した戦場にピアノが残されている。
彼は弾かずにいられない。ピアニストの血がうずくのだ。そこにピアノがいれば、触れずにいられないピアニストの性。たとえ敵兵に取り囲まれようとも。
その圧倒的なビジュアルに打ちのめされたようなイメージと、エイドリアン・ブロディの奏でるピアノの旋律。それだけの印象が先行して、お話や、他の俳優の印象なんか一つも残っていない。
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