「かけがえのない日常」戦場のピアニスト 銀婚さんの映画レビュー(感想・評価)
かけがえのない日常
大戦によって、それまでの暮らしを奪われ迫害されてしまうと人として生きてはいけない。
家があり、仕事があり、人との触れ合い、
花と緑と音楽、ご飯、お風呂…。
人が心身共に健康で暮らす為に必要なもの。
これら全てを失った主人公が、それでも生き延びようとする強さは、誰もが持つ本能なのか、それとも主人公の精神力なのか?
日頃人との関わりで疲れる事があっても、
この映画のように、荒れ果てた街で一人ぼっちを味わうくらいなら、煩わしい人間関係も幸せのうちかな。
戦争になった途端に敵に対して残酷な行動を取るけれど、主人公を救ったピアノの旋律。芸術&才能は時に雄弁に語るよりも人の心を動かすのだと改めて感じました。
元日の地震も思い起こされ、日常のありがたさを実感します。
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