「運命とは気まぐれで無慈悲」戦場のピアニスト つなやんさんの映画レビュー(感想・評価)
運命とは気まぐれで無慈悲
午前十時の映画祭で鑑賞。この映画が、当時のポーランドのユダヤ人に対するナチスの行為の真実を伝えているのだとしたら、人の残虐性は際限がなく、本当に身震いする思いがする。戦争が無ければ、シュピルマンには恋があり、家族との穏やかな日々が続いていたのだろう。収容所に送られた家族と離れて過ごした潜伏生活で、彼は一体何を思っていたのだろう。シュピルマンの命を繋いだドイツ人将校が不幸な最後を迎えたことを考えると、運命というものはどれほど無慈悲なのかと思う。
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