ザ・セルのレビュー・感想・評価
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【アートとドラマをしっかり融合したSF映画】
・2000年公開のアメリカのSF映画。
・人の精神世界に入り込んで治療する最先端医療を行う主人公キャサリンが、FBIに頼まれて連続殺人犯が誘拐した女性の居場所を特定するために犯人の精神世界に入り込んでいく、という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・精神世界が故、なんでも芸術的に描ける
・切ない
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[物語]
・「人の精神世界に入れる最先端医療」という設定がぶっ飛んでいて、すっと共感ができないのですが、この映画の凄いところは、その辺は「当たり前だよね?理解できるよね?」と言わんばかりにサクッととばすんですよね。笑 そんなこと(設定)よりも、主人公の葛藤や成長、連続殺人犯の動機やその後を魅せたい!と感じます。その通りに、ぶっ飛んだ世界観を違和感なく魅せてくれる物語です。
[演出]
・精神世界をどう映像で表現するか。それを見事に芸術的に表現された演出だと思いました。私自身は映画に対して特段の「芸術性」を求めていません。しかし、物語の運びが気になるので、やはり最後まで観てしまう。つまり、芸術的な表現をしつつも、映画としての物語性をしっかりと最後まで演出しきった作品だなぁ、と思った次第です。
[映像]
・漫画[ディーグレイマン]や映画[サイレントヒル]のように、邪悪なものも含めて全体が芸術的にも見えるような映像美。気持ち悪さの中にも曲線美や何らかのシンメトリー的なものを感じてしまいました。
[音楽]
・特に際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・強さと美しさのある「ジェニファー・ロペス」さん。さすがです。犯人役の「ヴィンセント・ドノフリオ」さんの表情にはどこか「切なさ」を感じずにはいられません。精神が病んでいる状況だけでなく、自身で葛藤している内面も、行動ではなく表情やしぐさだけで非常にお上手に演じられていたと思います。
[全体]
・映画のパッケージからは想像できなかった物語でした。パッケージの通りなら、私が最も見ない系の映画なのですが(笑)、観てしまうと最初から最後まで違和感なくだだーっと観てしまう、そんな面白さがありました。ありがとうございました。
#映画 #SF #芸術 #精神世界 #ターセム・シン監督 #ジェニファー・ロペス #ヴィンス・ヴォーン #ヴィンセント・ドノフリオ #アートな世界観 #ザ・セル #THE-CELL
#全体3.5 #物語3.4 #演出3.5 #演技3.5 #配役3.5 #映像3.6 #音楽3.3
サイコはグロに逃げて欲しくない。
誘拐された女性を救うべく、危篤状態の連続誘拐殺人犯の精神にダイブする女性の活躍を描く物語。
少し風変りなサイコサスペンスですね。少し羊たちの沈黙に似ている・・・と思いながら鑑賞していました。
「サイコ犯の精神にダイブする」その設定は独創的で興味をひくものでしたが、精神に入り込んでからのアイデアがその設定に追いついていないように感じます。
結局「グロ」のシーンだけが印象に残ってしまい、評価としては厳しめの評価。設定が面白かっただけに、残念に感じました。
すっごい好きなジャンルの映画。連続殺人犯の精神世界に入り込み、監禁...
念願の?
公開当時から気になっていたが、観る機会がなく、いつの間にやら20年近くも経って、やっと今回観る機会を得た。こういうのを、念願と言えるのだろうか?
「インセプション」「インターステラー」等を例に挙げる人もいらっしゃったが、
自分としては、脳内で起こっている出来事を扱っている部分で、「トータルリコール」とか、「アルタード・ステイツ」とかを彷彿させた。
グロさレベルでは前述の2作品より、こっちの方が全然上。しかし物足りない。もっと来てほしい感じで中途半端。やるならもっと徹底的にやってほしい。
ただ、現実に起こっているシーンと脳内でのシーンを交互に映し出しているが、なんかうまくかみ合っていないように感じてストレスになった。
また、意図はどうかはわからないが、結局「サイコにも、サイコなりの理由がある」みたいに言っているように感じて、反発を覚えた。サイコに理由なんかいらない。自分は否定するのみ。
20年近く経って、これが感想だとしたら、ちょっと悲しいのだが、
もう2度と観る必要もない感じ。
同時に「2」も録画してしまったので、「義務」として今から観賞する。
そのレベルの作品(よく、こんなので続編が出来たな、って感じだが、続編が出来るほど、オリジナルは人気があったんやね)。
私、狂ってるでしょ?感満載
殺人鬼に同情を覚える
子供の頃の純粋な姿、悲しい境遇を追っていくことで殺人鬼カールへの同情心を感じるようになる映画。
最後に彼が死んでしまった時は、とても悲しいことのように感じている自分がいた。
カールの精神世界を表現した不気味な映像やキャラクターには終始驚かされた。ピーターが受けた酷い仕打ちには目を瞑りたくなった。
ストーリーに関しては疑問点が残る。
ピーターがカールの精神世界で得たヒントは、現実世界で捜査を進めていく中で気がつけるものではないか。
キャサリンの精神世界に招き入れたカールは死んでしまったのに、それをエドワードにも行おうとしているのはなぜか。
荒削りなインセプションって感じ
芸術的精神世界への遊泳
主人公のキャサリンはとある精神治療法の研究を行う研究員。
その精神治療法とは人の夢の中に入り込み、対話を行うことで心の病みを取り去るというものだった。
そんな彼女のもとに一つの事件解決の依頼が来る。
女性を誘拐し、時限式の水槽に閉じ込めて殺してしまう猟奇殺人鬼カール・スターガーの心に入り込み、誘拐され行方不明となっている女性の行方を探ってほしいというものであった。
彼女はその依頼を引き受け、スターガーの心に入り込むのだが、幼少期のトラウマと精神障害によって傷ついた彼の精神世界は想像を絶するものであった・・・
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後にこの映画の監督がインドの方だと聞いてとても驚いたのだけれど、この映画はインドの映画のイメージからは程遠い何か病んだモノがたっぷり詰まった作品だ(もっともこの映画はアメリカ映画だけれど)
おそらくストーリーなんかは殆どどうでも良くて、"夢の中の世界"の映像美であったり、芸術的な世界観を表現したかったのだと思う
僕の感想もまさにそうで、ストーリーには印象的な要素は殆ど無かったものの、犯人が自らを鎖で釣り上げていくシーンや、馬の輪切り切断シーン、そしてあの”内蔵ぐるぐるシーン”など直接ストーリーには何ら関係は無いし、意味も無いが何か強烈に記憶に残るシーンがこの映画の全てだと感じた。
この手のコンセプトを持った映画として羊達の沈黙や、Cubeに近いものがあるけれど、世界観はそれらとも違う独特のものがあるので一見の価値があると思う。
グロ耐性が弱いので、もう二度と観ようとは思わないけれど、観ておいて良かったなと思える作品だった。
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