「キャサリン(ジェニファー・ロペス)の内面世界救出作戦」ザ・セル どん・Giovanniさんの映画レビュー(感想・評価)
キャサリン(ジェニファー・ロペス)の内面世界救出作戦
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内面世界がファンタジックで絵画のような幻想的な描写で、美女と美少年が目の保養になる。劇中に『ファンタスティック・プラネット』(1985年日本公開)の映像が登場する。一般的にはグロテスクと言うのだろうが、馬の輪切りの映像や、漂白された被害者の女性を見て、氣持ち悪さと美しさは紙一重だと思った。
クレイジーな連続殺人犯カール(ヴィンセント・ドノフリオ)の内面世界に入り、犯行現場でもある水槽がどこにあるのか(行方不明の女性の居場所)を聞き出す任務にあたるキャサリン(ジェニファー・ロペス)が、少年時代のカール(ジェイク・トーマス)と出会い、キャサリンは連続殺人犯の内面世界から少年を自分の内面世界の方に連れ出すことに成功する。そして、キャサリンの内面世界に入ったカールと決着を付ける必要があった。
クライマックスの内面世界での戦いと同時進行で、FBI捜査官ピーターが水槽に辿り着いて女性を助け出すシーンが盛り上がる。
冒頭とラストの昏睡状態の少年エドワードの描写からわかることだが、キャサリンは、カールの件がきっかけで相手を自分の内面世界に連れ出して主導権を握りながら治療することになったようだ。イニシアチブを取るならアウェイよりホームということだ。
内面世界に入る時の赤いスーツが格好良いし、内面世界でのキャサリンのファッションが素敵であった。
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