劇場公開日 2001年3月24日

「【心理学者が人間の意識に入り込んだ際の斬新でカラフルで残酷な世界表現のヴィジュアルに度肝を抜かれるSFサイコサスペンス作品。】」ザ・セル NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【心理学者が人間の意識に入り込んだ際の斬新でカラフルで残酷な世界表現のヴィジュアルに度肝を抜かれるSFサイコサスペンス作品。】

2025年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

ー 今作の監督、ターセム・シンの作品は初めて見たが、彼が作り出す精神世界の独特過ぎるヴィジュアルに、驚いた作品。
  20年も前に、この作品を創り出したとは。
  強いて言えば、今作で幼児の父親の虐待により精神を病んだカール・スターガーを演じたヴィンセント・ドノフリオが、同じく新兵の時に過酷な訓練により精神を病んだ微笑みボブが印象的な「フルメタル・ジャケット」を製作した名匠、スタンリー・キューブリック監督の「時計仕掛けのオレンジ」をやや想起させられたものである。
  残酷だが、美しき精神世界の描き方は、突き抜けたモノがあると思う。
  もう少し、この作品の作品を観てみようと思わせてくれた作品である。-

NOBU