ザ・セルのレビュー・感想・評価
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輪切りのソルベの元ネタ
記憶に入る装置を解離障害の治療に試験的運用をしている。ある日、連続殺人犯が解離障害で意識を無くす。誘拐された女性の場所がわからないため装置で記憶に潜る。
記憶に深く潜りすぎると、現実とリンクしてしまう。犯人は幼少期に虐待を受けて殺人に系統してしまったが、良い人格を救おうと主人公の記憶に引き込むが結局、悪人格と良人格は一体のため死ぬ。誘拐された女はFBIの男が記憶に潜って手がかりをつかみ発見する。
分裂症連続殺人犯の精神に入り込む話。怖い、怖いんだがなんだかアート...
分裂症連続殺人犯の精神に入り込む話。怖い、怖いんだがなんだかアート。さらにそこにジェニファー・ロペスの妖艶な美しさも絡む、不思議映像を見せられる。
やっぱり馬の輪切りですかね(笑)
いちいち過激で毒々しい精神世界の描写が良い
いわゆる精神世界へダイブ!モノ
精神世界の映像が"いかにも"で悪く言うとあからさまなんですが、ストーリーの王道具合も相まって違和感なく、あまり難しいことを考える必要もなくすんなり観ることができた。
そしてジェニファーロペスが美しい。
なによりインターネット黎明期というか、「ザ・コンピューター」というか…マトリックスを代表とする2000年代初頭のSFの雰囲気が個人的に非常に好みな点が一番の高評価の理由です。
サイコ・ミステリーというより脳内分析系!
2000年(アメリカ)
20年も前の映画ですが、当時にしては映像も斬新で
とても楽しめました。
ジェニファー・ロペスが心理学者を演じて、人間の脳内の
潜在意識や夢の中に潜入して、連続サイコ殺人鬼の《心の闇》を、
体験して事件を解決に導くストーリーです。
と、説明するとまったく面白くないですね(笑)
スタート・シーンが夢の中の心象風景でした。
一面の砂漠に黒い馬と白いゴージャスなロングドレスのロペス。
そこから少年が現れる。
そして少年は水飲み場で、突然顔が裂けて豹変するのです。
その少年は心理学者キャサリン(ロペス)の患者で一年以上昏睡状態にいるのです。
そして場面は変わりサイコキラーの隠れ家に。
男は若く美しい女性を監禁して水槽に閉じ込めている。
そして酸に付けて殺すまでは虐待して楽しむと言う異常者。
しかし「残念ながら「セブン」的展開はしません。
美しい裸体の美女。恐ろしいセル(監禁水槽)
犯人は、はじめから分かっている・・ヴィンセント・ドノフリオです。
ドノフリオも裸体で背中に10箇所の輪っかを付けて、天井から吊り上げている!!
なんとこれも自作の自分のための拷問具。
と、砂漠の美しい心象風景から、サイコ殺人鬼の異常な行動へと変わり、
興味を引きます。
ところがところが、犯人逮捕に警察が向かうとドノフリオは仮死状態。
やっとキャサリンの出番が来ます。
意識不明の犯人の脳内に潜入して、彼の毒牙にかかり行方不明の女性の、
監禁場所を見つけること。
それがこの映画の一番のポイント。
20年前のCG映像は、温もりがありますね。
夢の中では少年が虐待を受けている。
水に深く関連してるらしい。
ロペスはアート系の衣装(石岡瑛子デザイン)で、マリア像になったり、
ファッションも見どころのひとつ。
惜しむらくは犯人逮捕の糸口をロペスではなくFBI捜査官のヴィンス・ヴォーンが、
解いてしまうこと。
ヴィンス・ヴォーンと言えば1998年のガス・ヴァン・サイト監督の
リメイク版「サイコ」のイメージが強くて、てっきり二転三転して、
サイコなのは実はヴィンス・ヴォーン。
指を舐めるシーンで確信したのに、見事空振りでした。
ジェニファー・ロペスは「ハスラーズ」や「マリーミー」で、
50歳を超えても愛らしさと美しさは変わりません。
息の長い歌手そして女優ですね。
ストーリーよりアート系の映像が面白かった。
過去鑑賞
なんでジェニファー・ロペスが主人公なのかわからなかった。サンドラ・...
なんでジェニファー・ロペスが主人公なのかわからなかった。サンドラ・ブロックかジュリア・ロバーツでよかったんちゃうかな。芝居も上手いとおもえない。
猟奇殺人
ミュージックビデオ出身の監督だけあって、映像だけは凄かった。グロい部分もかなり多かったが、全体を通してみればそれほどでもない。会話の中では、心神喪失で無罪になってしまう猟奇犯について触れてはいるが、キャサリンが心の中に潜入して犯人の悪しき部分だけを助けようとするところから、人権擁護派の気配を受け取れる。
犯人がすぐに捕まるところからサスペンス色が薄れてストーリーの緊張感が途切れてしまうが、特に結末が非常に面白くない!個人的には、犯人の悪しき心がキャサリンの心に残ってしまい、続編では彼女が殺人を犯すような展開を期待していた・・・
それにしても最後にあの犬を飼うなどと言っていたが、犬はどう見ても狼と豚とのハーフのようなブサオでした。
良作
殺人鬼のカオスな心の中を見事に表現されていて、
飽きさせる事なく魅せてくるのは圧巻
和風美な映像と主演女優さんの美しさが最高
サイコサスペンスとしてとても良くできていると思います
CGを使わない映像は物足りなさとかチープさを感じるかもしれませんが、
味があるんですよねぇ・・・
CG反対派ではないのですが良いですねこれは
続編欲しいなぁ・・・
ほほえみデブじゃん
精神世界を表現するって部分では非常に絵面が面白いんだけど
ストーリーの部分が弱くなってしまった印象。
個人的には主人公のキャサリンへの踏み込みが物足りなくって
終盤でチラッと触れられるモチベーションの部分が、
なんかあまり心に響いてこない感じがしてしまった。
とはいえ途中から”ほほえみデブ”の人だと気づいて嬉しくなったし
限られたシチュエーションながらチープじゃない映像は見ていてたのしかった。
まあ20年も前の作品だからねってことで納得します。
【アートとドラマをしっかり融合したSF映画】
・2000年公開のアメリカのSF映画。
・人の精神世界に入り込んで治療する最先端医療を行う主人公キャサリンが、FBIに頼まれて連続殺人犯が誘拐した女性の居場所を特定するために犯人の精神世界に入り込んでいく、という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・精神世界が故、なんでも芸術的に描ける
・切ない
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[物語]
・「人の精神世界に入れる最先端医療」という設定がぶっ飛んでいて、すっと共感ができないのですが、この映画の凄いところは、その辺は「当たり前だよね?理解できるよね?」と言わんばかりにサクッととばすんですよね。笑 そんなこと(設定)よりも、主人公の葛藤や成長、連続殺人犯の動機やその後を魅せたい!と感じます。その通りに、ぶっ飛んだ世界観を違和感なく魅せてくれる物語です。
[演出]
・精神世界をどう映像で表現するか。それを見事に芸術的に表現された演出だと思いました。私自身は映画に対して特段の「芸術性」を求めていません。しかし、物語の運びが気になるので、やはり最後まで観てしまう。つまり、芸術的な表現をしつつも、映画としての物語性をしっかりと最後まで演出しきった作品だなぁ、と思った次第です。
[映像]
・漫画[ディーグレイマン]や映画[サイレントヒル]のように、邪悪なものも含めて全体が芸術的にも見えるような映像美。気持ち悪さの中にも曲線美や何らかのシンメトリー的なものを感じてしまいました。
[音楽]
・特に際立って感じたことはありません。
[演技・配役]
・強さと美しさのある「ジェニファー・ロペス」さん。さすがです。犯人役の「ヴィンセント・ドノフリオ」さんの表情にはどこか「切なさ」を感じずにはいられません。精神が病んでいる状況だけでなく、自身で葛藤している内面も、行動ではなく表情やしぐさだけで非常にお上手に演じられていたと思います。
[全体]
・映画のパッケージからは想像できなかった物語でした。パッケージの通りなら、私が最も見ない系の映画なのですが(笑)、観てしまうと最初から最後まで違和感なくだだーっと観てしまう、そんな面白さがありました。ありがとうございました。
#映画 #SF #芸術 #精神世界 #ターセム・シン監督 #ジェニファー・ロペス #ヴィンス・ヴォーン #ヴィンセント・ドノフリオ #アートな世界観 #ザ・セル #THE-CELL
#全体3.5 #物語3.4 #演出3.5 #演技3.5 #配役3.5 #映像3.6 #音楽3.3
サイコはグロに逃げて欲しくない。
誘拐された女性を救うべく、危篤状態の連続誘拐殺人犯の精神にダイブする女性の活躍を描く物語。
少し風変りなサイコサスペンスですね。少し羊たちの沈黙に似ている・・・と思いながら鑑賞していました。
「サイコ犯の精神にダイブする」その設定は独創的で興味をひくものでしたが、精神に入り込んでからのアイデアがその設定に追いついていないように感じます。
結局「グロ」のシーンだけが印象に残ってしまい、評価としては厳しめの評価。設定が面白かっただけに、残念に感じました。
すっごい好きなジャンルの映画。連続殺人犯の精神世界に入り込み、監禁...
すっごい好きなジャンルの映画。連続殺人犯の精神世界に入り込み、監禁された女性を探すストーリーなのだが、まぁ、なんということでしょう!想像の斜め上を行きすぎて素晴らしいの一言に尽きる。馬が切断されるシーンや衣装が凄すぎて、アッという間に時間が過ぎてしまった
念願の?
公開当時から気になっていたが、観る機会がなく、いつの間にやら20年近くも経って、やっと今回観る機会を得た。こういうのを、念願と言えるのだろうか?
「インセプション」「インターステラー」等を例に挙げる人もいらっしゃったが、
自分としては、脳内で起こっている出来事を扱っている部分で、「トータルリコール」とか、「アルタード・ステイツ」とかを彷彿させた。
グロさレベルでは前述の2作品より、こっちの方が全然上。しかし物足りない。もっと来てほしい感じで中途半端。やるならもっと徹底的にやってほしい。
ただ、現実に起こっているシーンと脳内でのシーンを交互に映し出しているが、なんかうまくかみ合っていないように感じてストレスになった。
また、意図はどうかはわからないが、結局「サイコにも、サイコなりの理由がある」みたいに言っているように感じて、反発を覚えた。サイコに理由なんかいらない。自分は否定するのみ。
20年近く経って、これが感想だとしたら、ちょっと悲しいのだが、
もう2度と観る必要もない感じ。
同時に「2」も録画してしまったので、「義務」として今から観賞する。
そのレベルの作品(よく、こんなので続編が出来たな、って感じだが、続編が出来るほど、オリジナルは人気があったんやね)。
私、狂ってるでしょ?感満載
キューブリックやタルコフスキーをしたい感満載で、とにかく狂ってる感や独創的な演出をやりてえんだ!!
て感じがビンビン伝わってくる映画。
ストーリーもとりあえず演出が荒唐無稽でも大丈夫なような設定にしておこうと考えたのでしょう。
ひたすら自己満足を見せびらかされているだけで特に何も残りませんでした。
殺人鬼に同情を覚える
子供の頃の純粋な姿、悲しい境遇を追っていくことで殺人鬼カールへの同情心を感じるようになる映画。
最後に彼が死んでしまった時は、とても悲しいことのように感じている自分がいた。
カールの精神世界を表現した不気味な映像やキャラクターには終始驚かされた。ピーターが受けた酷い仕打ちには目を瞑りたくなった。
ストーリーに関しては疑問点が残る。
ピーターがカールの精神世界で得たヒントは、現実世界で捜査を進めていく中で気がつけるものではないか。
キャサリンの精神世界に招き入れたカールは死んでしまったのに、それをエドワードにも行おうとしているのはなぜか。
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