劇場公開日 1960年12月15日

「バトルとテルマエは肉体派の華」スパルタカス グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0バトルとテルマエは肉体派の華

2012年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

興奮

戦闘シーンの兵の数といったら!今となってはなかなか無い、大作感を楽しみました。
剣闘士の訓練を受けた奴隷・スパルタカス等の自由を求めた反乱は、軍隊を組織するまでに広がっていきローマ帝国軍と激突。スタンリー・キューブリック監督、1960年の作品です。

カーク・ダグラス演じるスパルタカスの統率力と、奴隷だったことを忘れない謙虚さはとても魅力的でした。
表現も言葉も禁じられていた奴隷たちが自分の意志で集まり、自分の想いを語り、自分の意志で働く、心に沁みました。そんなシーンにも老若男女のスゴい数のエキストラ、遠く霞んで見える無数の焚き火の列が圧巻です。
因縁の敵将クラサスを演じるのはローレンス・オリビエ、武官のくせに高慢でねちっこく、ハマり役でした。

録画したものの3時間を超えるし、手が出なかったんですが、最近楽しんだ「テルマエ・ロマエ」のローマ繋がりの勢いで鑑賞。バトルとテルマエ(ローマ式風呂)は肉体派の見せ場、でした。

グッドラック