サンキュー・スモーキングのレビュー・感想・評価
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一番観れるほうだけど、人を馬鹿にするのは性分ですか
禁煙3ヶ月を経過して、副流煙も気にならなくなり、余裕こいてタバコの映画でも観ましょうかねと鑑賞。
おいおい、ジェイソン・ライトマン監督作品じゃねえか。
オレ、この監督嫌いなんだよ。
身近な不安やトラブルを「そいつだからこそ」のファンタジーにしてしまい、リアル感ゼロに仕上げる。その点はすでに巨匠の域。
この人の映画って見てハッピーになれます?
今回も「ジュノ」、「マイレージ・マイライフ」同様全く一緒。
雰囲気やセリフ、トークやキャラ設定などライトマンの色はわかる。しかし取り扱う題材があまりにも「おまえ関係ないだろ」って突っ込みたくなるほどのテーマを堂々と「ああ、関係ないね」と開き直って作っている作風がもう大嫌い。
最新作はシャーリズ・セロンのキティシャツが違う意味でヤバそうな匂いがしてきてドキドキですね。
面白くないのに面白い
こういう作品が実は最高の作品かもしれない 脚本を読んで面白いのならばそれは映画にするよりも小説にすれば良い 脚本はあまり面白くないのに映画にしたら面白いっていうのが 本当に面白い映画だ これは そんな風にできていた映画だった
煙草会社のロビイストが、ぺらぺらしゃべって大衆や肺ガン患者を味方に...
煙草会社のロビイストが、ぺらぺらしゃべって大衆や肺ガン患者を味方につけ、人気ほしさの禁煙運動家やエセ被害者の会を次々に言い負かしてゆくブラックコメディ。
【"sell me this pen"みたいのもっと知りたい人におすすめ】
もしあなたが、近しい人(パートナーでも、友達でも、子供でも良いよ)を言い負かしてやりたくて、
従えたい、マウントを取り続けたいと願うなら、
この映画を一人で見るべきだ。
でも、あなたが相手とフェアな関係を持ちたい人なら、
ちゃんと思ったことを言い合って、お互いに尊重し合える関係を望むなら、
うつわの大きな人間なら、
その人を誘って、この映画を一緒に見ると良いよ。
(どっちにせよ、TSUTAYAの貸出回数は1増えるからねwww)
失礼しましたm(_ _)m
私の鑑賞リストが黒ずんできたので(^^;)赤い色を挟んでみました。
非喫煙者で煙草の臭いがキライな私でも、ゲラゲラ笑える一作。
アーロン=エッカートのこれでもかというドヤ顔がムカかっこいい。
ケイティ=ホームズ最初から最後までかわいい。
キャラ立ちは見事。とってつけたようなドラマが☆0.5ほど魅力を削いでいる。
ためになったね~
以前にWOWOW で観たもののほぼ内容を覚えておらず十数年振りに鑑賞した。
主演のアーロン・エッカートはもちろん共演陣も永く活躍している名役者が多くそれだけでも楽しめたが、内容も仕事、教育、仮説や議論など考えさせられる要素が多く学びのある作品だといえる。
情報操作やってんのは政府だろ!
ニック・ネイラーの論点のすり替えはお見事としか言いようがありません。それも口から出まかせを吐くんじゃなくて、ちゃんと計算されているところが憎い。営業マンなら誰しもロール・プレイングを経験するかと思いますが、要は切り返しの妙というやつで、相手の目先を巧みに操作することなんだと思います。TV討論会でもちゃんとすり替え話法を用意してあるんだし、咄嗟に思いついた言葉ではあれほど説得力があるものではないはず。
さすがに映画俳優を使ってタバコのイメージアップを図るのは問題ありましたが、結局をそれを実行したのはウィリアム・H・メイシー演ずるフィニスター上院議員でした。死の商人はいただけないけど、銃で死ぬ人間が年間1万人超なのに対して、タバコで死ぬ人は年間47万人というのはかなり強烈なブラック。交通事故で亡くなっても遺族は車メーカーを訴えるわけどもないし・・・こうやって考えてみると、パロマやナショナルやトヨトミが可哀想に思えてくるから不思議です。
この映画は決してタバコ業界の情報操作を皮肉っているのではなく、むしろ政府の情報操作の恐ろしさを訴えているのだと思います。喫煙なんてもちろん害しかないんだし、今更ドクロマークをつけたって吸う人は吸うんです。命を縮めることなんてわかってる。喫煙率が減ってきている現在においてもそんなことをしたら、単なる弱い者いじめにすぎません。タバコを敵にしてしまえば、ほかのあらゆる害のある食品を垂れ流しにすることだってできるし、世論をタバコに引きつけておいて知らないところで悪法をごり押しすることだってできるのです。まぁ、ノロウイルスでマスコミを騒がせて教育基本法を変えてしまうようなものですね。
話題のすり替え術もさることながら、最も面白かったのは、色仕掛けで近寄ってきてニック・ネイラーの本音を聞き出したケイト・ホームズ記者のエピソードです。一発逆転、どか~んと爆弾発言をする父ちゃんを見て「coooool」と息子に言わせるなんて最高です(場面は微妙に違います)。そしてニコパッチの恐ろしさ。あれだけ貼ったら死ぬのか・・・医者の処方箋が必要だというのも理にかなってます。
ディベート術、交渉術。日本人が見習うべきことが盛りだくさんでした。外交が下手だという日本もこのままだと危険だし、インターネットを媒体にして情報操作する輩も危険です。なんとかディベート術を身につけなければ・・・
【2006年12月映画館にて】
時事ネタが当時のままで掲載、お許しを
勉強になる
いまどきこんなタイトルの映画出すなんて勇気あるな、と思ったけど。
まず、画面デザインにいろんな工夫があるのが面白い。
そして、勉強になる。
モノの見方とか、話し方とか。
自分の得意なものを磨き上げていくのが、キャリアを築く上で一番いいことだということも。
軽いタッチだけど、実は結構細かく織り込んである。
映画自体にニックが使ってるテクニックが使われているので、それも面白い。
タイトルなし
タバコ協会の広報マンをアーロンエッカートが演じ、アメリカタバコ業界の裏側を描くブラックコメディ。アメリカならではの映画でテンポ良く軽快に、別れた妻の元にいる息子との絆も交えながら、タバコ業界は実際そうなんだろうとも思わせる、見ていて面白かった。
口のうまさが羨ましい
コメディと聞いていたので笑えるかと思いきや、意外と真面目。喫煙についてのブラックジョーク、風刺ですね。政治的な要素もあったかな。
お酒と銃の同業者と3人で愚痴り合うシーンが好きです。
口が上手いと得ですよね。頭の回転も早いのだろうなと思います。私は口下手なので参考にできるかもと思って見ていました。
自分の個性=強みを大切にしようってメッセージも込められているんじゃないかと思います。
おもしろい!
あまり期待せずに見たが予想以上に面白くてよかった!
主人公の話の切り返しが秀逸すぎて途中からはそこを期待しながら見ていた。映画の中でタバコは良いとか悪いとか押しつけがなくてそこもよかった。
どんどん話が進んでいくので爽快だった。
ローンの為
結局、全てがローンの為なんですよね。今の時代、口が上手い人が勝ち、人を丸め込める人が勝ち、情報を操作する人が大勝ち、ってなんか虚しいなあ。例えローンの為だとしても、放射能はタバコよりも危険ですよ。日本の偉い人。
タイトルなし
アーロンエッカート演じる主人公
煙草業界のロビイスト
『"日に1200人も殺す業界"の顔として
給料をもらっている』と語る
情報操作し喋るのが仕事
敵を打ち負かすプロ
.
嫌煙派と煙草業界の戦い
弁舌に長けてるので何故か納得
彼は健康被害を十分理解しているし
痛い目にもあう
.
煙草🚬銃器🔫アルコール🍷3業界
友人とのウィットに富んだ会話
昔の映画から煙草を削除
名作を破壊し歴史の改良と💦
くせ者揃いのブラックコメディ🤣
重たい映画を観たあとの🚬に
内容は痛快!英語の勉強にもいい。
スクリーンプレイという映画のセリフが本になっているものを使って、英語の発音のレッスンをしてもらっています。
この映画はセリフが本として出版されているとのことで、映画をVODで見てみました。
英語のスピーチってかっこいいですよね!抑揚があって、、、。
映画の内容も、主人公の人柄がいいこととか、憎まれ役なのに、憎めない感じがにじみ出ていて、映画自体も楽しめました。
議論のすり替え
アメリカならではのコメディ。
プロットもそうだがテンポ(カットや早回し)も軽快。
「ダークナイト」のアーロンエッカートや「セッション」のJKシモンズが好演してます。
ジュースやマヨネーズのパッケージに「過剰な摂取はあなたの健康を害する恐れがあります」と書かれたら、売上は減るだろうか?
そんなに減らないよね。
車や飛行機の席に「重大な事故はあなたを死に至らしめるかもしれません」と書かれたら、皆電車に乗るのだろうか?
でも車乗るよね。
というお話。
だからタバコも無くならないと思うよ。
でも昨今の加熱式タバコでたばこ税減収のニュースを見て、税収構造が変わりそうだと思うのは私だけでしょうか。
16年16本目はちょっぴり広告デザインの勉強になりそうなブラックユーモア的ディベート映画
16年16本目はちょっぴり広告デザインの勉強になりそうなブラックユーモア的ディベート映画。喫煙者の肩身が狭くなる中いかにも喫煙万歳!みたいな名前で敬遠しちゃう人も多そうですが決して喫煙賞賛映画ではなく、煙草会社に勤める口が超達者な広告マン(ロビイスト)が主人公のブラックユーモア。一般社会から疎まれる事が多い煙草という商品を広告する為の主人公の喋りが屁理屈交えつつ論破的で超面白い。
わたしはデザイン校生で、課題用作品で煙草を題材にした映画(架空)を取り扱ったので非常に親近感があった。主人公も劇中「(広告のために)喫煙するシーンを取り入れた映画を作ろう」とか言い出すので個人的にニヤリ。なのにこの映画自体はほんとうに喫煙賞賛作品ではないので本編に喫煙シーンは無いという皮肉!
この映画の見所は煙草云々じゃない(そんなシーンは無い)。主人公がいかに世間一般の常識を、口ひとつで裏返しに出来るかっていうディベートシーンが見所。その中に別居中の息子との家族愛描写があったり(その息子も口がうまいんだけど生意気じゃなく痛快)社会風刺描写があったり。
絶対タイトルのせいで敬遠して観ない人が少なからずいると思うんだけど、「世間から疎まれるが一定の需要がある商品」が煙草なだけで煙草自体を賛美する作品ではないので嫌煙者喫煙者関係無く誰もが楽しめる作品だと思う。これはブラック・ディベートを楽しむ映画だ
そしてその「世間一般から疎まれるが一定の需要がある商品」業界は煙草産業に限らず銃産業だったり酒産業だったり、そっちの業界の広告マンも登場して、主人公と定期的に飲み会を開くンだけどそのシーンが最高に楽しそうで好き。頭のキレるディベート上手は観てて痛快だね〜。
冒頭オープニング・アニメーションもとってもオシャレ〜。自分も先述の課題でオリジナルタバコパッケージデザインしたことあるンだけど先に観てれば良かったァ〜。その際タバコパッケージのデザインは立派な商業デザインって記事読んだンだけどまさにそれだ
正しいかどうかは関係無い 口が上手い奴が勝つ
全員がしがらみを持ち反証をする側にも立場があって・・・
本当はおかしいと思っていてもローンの為に自分を偽るというのはどの職でも同じ
このテーマをアメリカという事で銃問題をテーマに作っていたらどうなっていたのかも気になるが銃は自分が原因というより巻き込まれる形の問題になるので作品にするテーマにしてはラインを越えているからできないんだろうか
まとまってる
90分と短い中でテンポよく進み気持ちがいい!適切な議論、相手が何を求めているかをよく見極め、どう動くか先の先まで見越す交渉術、痛快でした。そして子供に与える親の影響力についても言及していたのがよかった。
ブラックコメディ
シリアスな問題をユーモラスに描くアメリカらしい作品。
煙草というテーマにしっかり腰を据えて展開出来ていた。
後半に少し説教くさくなりること、主人公の内面に突っ込み過ぎる嫌いもあったが前半のブラックコメディとしてのセンスは素晴らしかった。
アメリカらしい作品だが決して過激な問題作にしてしまわず、主人公を煙草アカデミー協会のスポークスマンに据えたが作品としては肯定でも否定でもない姿勢をつらぬいたアメリカらしからぬ紳士的な作品。
ダレが仕掛けたのか想像するとコワい
笑える。どこまでホントでどこが作り話なのか? 本気かジョークか? ブラック・ユーモアが満載のこの映画、ダレが仕掛けたのか想像すると、コワいやら可笑しいやら。笑える。ブラックすぎて腹の底からではないが、とりあえず笑ってしまう。
モッズ特捜隊と称して三人組が密会を重ねるシーンが気に入った。こんな映画、日本では作れません。
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