「今見ると味」デューン 砂の惑星 マスゾーさんの映画レビュー(感想・評価)
今見ると味
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DUNE
フランク・ハーバートのSF小説
相当壮大なスケールで知られ
1965年の「砂の惑星」から
20年かけて6巻刊行され
映画化されたのはほんの序章
スターウォーズや様々な
SF名作の元ネタにもなった
とも言われている
その壮大さから
映像化は困難と言われ
10年製作に費やして結局
断念したアレハンドロ・ホドロフスキー
版はドキュメンタリーが
映画になってしまうほど
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督により
二部作でこないだリメイクされたが
このデヴィッド・リンチ版は
1984年に初めて映像化したもの
音楽はTOTOやブライアン・イーノ
時代なりのSFXはよく出来ているし
サンドワームの迫力も見事
キャストも若いころの
パット・スチュワート(言うても
今とそう変わらんけど)
スティングなど魅力たっぷり
だがストーリー的には
詰め込みすぎな感じが否めない
時代的なものか冒頭から
口頭説明に終始してしまい
世界観があんまり見えてこない
印象はあった
同時期の「ブレードランナー」の
冒頭のあの重厚な世界観の演出と
比べてしまうとねぇ
ロードショー化にあたり
だいぶぶった切ってしまう前の
フル尺版はドラマで放映した
事もあるそうだけど
まぁ話の内容的には
仁義なき戦いみたいなもんで
王道すぎてそんなに面白くない
ってのは正直あります
ヴィルヌーヴ監督版も
そうだったから
とはいえたまにはこうした
ノスタルジックを大画面で
楽しむのもいいと思います
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