ストリート・オブ・ファイヤーのレビュー・感想・評価
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いろいろ考えてみたけどやっぱりサイコー。
レビューを覗くと、オールドファンと初見の人たちでまったく正反対の意見が見られる。若い世代の人がこれを観て「古臭い、内容がない」と言う気持ちもわからなくはない。ただし、それは世代の違いじゃないと言っておきたい。自分は思春期にこの映画に夢中になり、大人になってから同世代の友人に薦めたところ「バカじゃないか」という反応だったことが一度ならずあるからだ。
つまりこの映画にハマるには、中学生的なマインドが必須なのではないか。思春期にこのカッコよさが刷り込まれてしまったら、生涯それを追い求めることになるのではないか。逆に冷静な大人として観てしまった人には、バカげた絵空事に映るのではないか。
とそんな仮説を立てながらスクリーンで再見したが、もう冒頭のライブから泣けて泣けてしょうがない。それはノスタルジーだとしても、編集のリズムや映像のケレン味、そして音楽のダイナミズムは色褪せていないと感じた。劇場で、おそらく親に連れてこられた子供たちが笑顔で帰っていく姿を見て、少々センチメンタルですけど希望を感じましたよ。サイコー。
とにかく全編、どこまでもカッコいい! 80年代を代表する最強のロックンロール・ムービー!!
劇場初公開時、高校生の時に観て雷に打たれた気分になったのが懐かしいです
それ以来、数年おきに定期的に観ているけど、これだけ観ても全く飽きず楽しめる、超お気に入り作品の筆頭
ギャングにさらわれた人気ロック歌手を救出するためにタフな元カレが街に戻って来る、というストーリーをスタイリッシュな映像とクールな音楽でまとめ上げたハードボイルドアクションの傑作
元カレのトムを演じるマイケル・パレさんがメチャクチャかっこいい
そして拉致されるロックの歌姫エレンを演じるダイアン・レインさんが、メチャクチャ色っぽくて最高にセクシー
製作当時のトップトレンドだったミュージック映画のスタイルをまとった純愛ストーリーとハードボイルドアクションの融合が見事
特にダイアンさんの歌姫がステージ上で歌うオープニングナンバーの『Nowhere fast』でテンション爆上がり、そしてラストナンバーの『今夜は青春』がメチャ切ないラストでカッコよすぎ、こっちの曲は本作が公開された翌年に当時伝説級に人気を博した“大映ドラマ”が制作した『ヤヌスの鏡(1985)』の主題歌でカバーされドラマも歌も大ヒットしたので知っている方も多いとは思います
さらに、音楽はヴィム・ヴェンダース監督の傑作『パリ、テキサス』でも名スコアを残すライ・クーダーさんが手掛けており、作品全編を現代劇でありながら、どこか西部劇ちっくに感じさせる不思議な魅力を持たせ、作品に深みを与えています
そして、この傑作を生み出したのは『ザ・ドライバー(1978)』『48時間(1982)』などの名作を残すウォルター・ヒル監督、“夜”をものすごく魅力的に撮る監督として有名で、本作でも夜がとても印象的に描かれています
と、あらゆる魅力が高次元でミックスされた、最高に魅力的な“ロックンロールの寓話”、最高の名作です
不器用で漢気のある不良の話。そしてロックンロール。
感想
ウォルター・ヒルの
漢の世界観とロックンロール
ミュージックの融合。
単純明快なストーリー展開。
ジャンキーなスラングが効いた会話。
警察も一目置いている街一番のmodsな半グレと
隣街のハーレーRockersギャング(bombers)の
ガキのお遊びを超えた大喧嘩の一部始終。
今どきの半グレとは一味も二味も違う。
ハードボイルドで、孤高で硬派。
ダウンタウンで展開するダークでワイルドな
かつての「俺の女」救出劇。
何も考えずにアクションと音楽を楽しんで観れる。
面白すぎる。
観終わった後は必ずバーボンストレート🥃を
一杯やりたくなる映画。(テキーラはキツすぎる)
ライ・クーダーのOSTと
ウォルター・ヒルの創る硬派な世界観が好きだ。
主演
マイケル・パレ
「フィアデルフィア・エクスペリメント」
ジョン・カーペンターの脚本だったら今頃はそこ
そこの有名俳優になってたかも。
だが、本作のトム・コーディーはハマり役。
ウィレム・デフォー
「プラトーン」今や大スター。
ダイアン・レイン
「コットン・クラブ」「運命の女」
若い頃からセクシーで演技派。
リック・モラニス
「ゴースト・バスターズ」でブレイク。
超個性派俳優だよねー。
⭐️4.5
1984年8月 日比谷映画劇場で初鑑賞。
ウィレム・デフォーの悪っぷりがたまらない
備忘録。
「ロックンロールの寓話。いつかどこかで…」の字幕で始まるオープニング。
テレビ放送で、寓話を「夢物語」と訳されているのを見たことがある…気がする。
プロの方が書かれているとおり、古くささは多少あっても「いつかどこかで」の話だからいいのだ!
DVDで見ているが、公開当時は劇場へ行かなかった。2018年にリバイバル上映されたの知らなかった。くーっ。映画館で見たかった!またやらないかなー。
ストーリーはシンプル。
ヒーローがヒロインを悪から救出する王道話。女性も好きな内容かと思う。
雨のキスシーンも絵になるかっこ良さ。ラブシーンもどぎつくなくていい。
トムはエレンを助けた後また去っていくが、彼女を見守って、きっとまたいつでもどこでも飛んでくる。相思相愛なのにハッピーエンドになりそうでならないこの感じが何とも言えずいい。
女兵士マッコイもかっこいい(エド・ハリスの奥様)
私のウィレム・デフォーの原点は、今作と「プラトーン」だが、今作のワル全開なウィレムが好きだ。最高に悪役が似合ってた。(魚屋さんのような黒いツナギがちょっと笑える。)
サントラも最高。
Tonight is what it means to be youngが「今夜は青春」とはうまい訳。
♪But I don't see any angels in the city~のメロディがとても好き。
このカバーは、大映ドラマ「ヤヌスの鏡」の主題歌で毎週聞いていた。歌うは椎名恵。椎名さんもパワフルな歌声で麻倉未稀とともにカバーの女王だった。
他、Sorcererや I can dream about youなど、CD全般お気に入りです。
絵的にカッコいいシーンだけが
脈略無く続く、ご都合主義の連続で、いかにもアメリカ人が好きそうなお馬鹿映画の展開と、中学生の頃の自分でさえ、そう思ったが、39年経った今も観続け、ズッーっとハマっている。ハッキリ言って大好きな映画だ。こういう映画があるからアメリカンムービーはやめられないんだなぁ。
これぞ80年代!
本作はむせ返るほどの熱い熱気に包まれた1980年代の当時の息吹を感じる名作になっています。
主人公のコーディがカッコよく彼の演技が痺れます。
なんと本作はゲームセンターで人気を博しのちの「ストリートファイター2」へと繋がった名作「ファイナルファイト」の元ネタとしても知られます。
映画ファンはおろか格闘ゲームファンにもおススメの一本です。
いつか、どこかで、ロックンロールの寓話‼️
カスタムカー、雨の中のキス、ネオン、夜汽車、ロックコンサート、バイク、革ジャンといった要素全てがカッコ良く、80年代特有のMTV感覚、西部劇を現代風にアレンジしたヒーロー活劇としてもゾクゾクさせられる魅力的な作品。マイケルパレ、ダイアンレインをはじめ、魔王のようなウィレムデフォー、元女兵士エイミーマディガンら俳優陣もそれぞれがダントツのカッコ良さ。そしてダイアンが歌う(吹き替えですが)巻頭の「ノーホェアファースト」、ラストの「今夜は青春」‼️何度聴いたか分かりません‼️
我が青春映画の金字塔!
高校生の頃
映画館で観たのだが
感激し過ぎて
何度も観て
(当時は何度も観れた古き良き時代)
外に出たら真っ暗になっていた。
マイケルパレ
ダイアンレイン
ウォーレムデフォー
みんな輝いている。
マイケルパレのコート姿に憧れて
成人してすぐに
トレンチコートを買いに行った。
髪型も必死で真似た。
本当に映画の影響は絶大です。
最後
二人が別れるライブシーン
マイケルパレ、ダイアンレイン
二人の台詞はなく
表情だけで表現するあの名シーン
特にマイケルパレの哀愁に満ちた
あのラストの顔は
今でも脳裏に
焼き付いています。
愛しているからこそ別れる。
出会いと別れを繰り返して
人は成長する。
青春映画の金字塔
必見です!
最高のロックンロール童話
鑑賞すること数十回。結局、“男の生きざま”の手本とすることもファッションの参考とすることも出来ませんでした(ちょっと主人公の格好を真似したが、顔と身長とスタイルが違いすぎて…)が、私の個人的聖典作品の一つです。
なぜなら…
マイケル・パレかっこいい、ヴィレム・デフォーもワルかっこいい、マッコイ役のエイミー・マディガンも実はキュート、殴られのビリーもバーテンもイイ!
18歳のダイアン・レインもカッコ美しい。
この映画用のスペシャルユニットFire Inc.の音楽も、熱くクールでただただ素晴らしい。
冒頭の濡れた路面から最後の熱狂まで、映像も美しい。
出てくるコンバーティブルもバイクも改造ライフルもクール。
自分が若い(幼い?)時期に、この作品と出会えてラッキーでした。良い映画です。
殆ど全部好きなので、設定や行動の細かい“?”はどーでも良いのです。どうも客観的なレビュー自体出来ませんが、贔屓目全部差し引いても結構One and Onlyな作品だと思います。
ただ本作は日本ではそこそこ売れたはずですが、本国米国ではカルト・ムービー枠に入れられてしまい正統続編も立ち消え(パレ本人が後年へんな続編風オマージュ?を作りましたがグダグダで…)、世間の評価は高くありません。カッコいいマイケル・パレも、B、C級映画の常連俳優に… そういうことも「It’s one of life’s mysteries, sir」で、よくあること。私はそれも含めて好きなんです。
【映画の旬及び、映画俳優の旬って何だろうと思ってしまった作品・・。名作と言われる作品は時を越えても心に響くと思うのだが・・。】
ー ファイヤー・インクの『今夜は青春』と共にヒットした'80年代を代表する青春ロックアクション映画。若き日の名優、ウィレム・デフォーが悪役として強烈な存在感を放つ。ー
■ストーリーはシンプルでロック歌手のエレン(ダイアン・レイン)がストリートギャング・ボンバーズに誘拐された。
久々に街に戻った流れ者のトム・コーディは、陸軍上がりの女兵士・マッコイ(エイミー・マディガン)と共に元恋人のエレンを救い出す。だが、面目を潰されたボンバーズのボス・レイヴン(ウィレム・デフォー)はトムに決闘を申し込むが…。
◆感想・・になっていません。
・上記の様に物語はシンプルで分かり易い。だが、その分作品に深みや奥行きは無い。
・一番、思ったのはメイン・アクトを務めた俳優は今や忘却の彼方にあり(幸せな生活を送っているのだろう。)ダイアン・レインとウィレム・デフォーが今でも第一線で活躍している事実である。
・ダイアン・レインは、今作以降、その美貌と演技力に更に磨きをかけている。
- 最近で印象的だった映画はエレノア・コッポラ監督(彼の巨匠の奥さんです)が手掛けた自身の経験を基にしたロードムービー「ボンジュール・アン」である。
軽やかであるが、気品ある衣装を着たダイアン・レインが夫の知人とフランスの名所旧跡を旅しつつ、美食やワインを堪能しながら、自分自身を解放して行く姿が印象的であった。
旅先のミニシアターで観たので、その感を強くしたのかも知れないが、忘れ難き作品である。-
・今作後のウィレム・デフォーが、映画界に残しつつある足跡は、御存じの通りである。
<映画とは、その時流に乗った作品が製作されるのは当たり前であるが、記憶に残る俳優は限られる、厳しき世界である。
その厳然たる事実を、再認識した作品でもある。>
スーパーマン
Tonight is what it means to be young これがコーディー(マイケルパレ)がこの街を去っていくときに、歌手エレン(ダイアンレーン)がステージで歌う曲。コーティーは何かあったらいつでも呼べよと言ってキスをするが二人の世界はまるっきり違う。エレンにとっても愛しているのはコーディで、仕事で、頼りになるのはボーイフレンドのマネージャーだと現実を認識している。
二人の進む道が違うことを十分しているコーディーはエレンの歌うTonight is what it means to be youngをじっと聞き入って、エレンが彼を見た瞬間、外に出る。この悲しみを拭い去れないうちに、マッコイの運転している車が近づいてきて、彼を乗せる。コーディーは今にも泣きそうで、どこにもすがるところがなく、マッコイに『あなたは私のタイプじゃないよ』と言われなが、同じムジナのマッコイと共にこの場をさっていく。
必要だったら呼べよと言いながらも二人は結ばれなくそれぞれの道を歩んでいく。この曲と劇場から出たコーディの哀しみに満ちた顔つきに涙が出た
ダイアンレーンがアウトサイダーやコットンクラブで有名になっていたと記憶する。当時から本人が歌っていなくこれはミックスされたものときいていた。個人的にはそれはどうでもよくロックとスーパーマン、コーディにライトをふんだにつかった演出が最高であった。それに鉞の戦い。ハンサムなマイケルパレがなぜハリウッドのメインアクターになれなかったのは、80年代はがっちりタイプ(ハリソンフォードなど)の男優の方が主流になっていたと何かで読んだ。 それに、マイケルはコックになるために2年学校に行って修行したけど、ハリウッドで認められて、人生が変わったと。考えられないような大金を稼ぐようになったと。それに、あるインタビューで、ダイアンレーンとは近づかなかったのかとかいうのに、彼女は17歳でデビューして、引っ張りだこで特別な存在で、その上、有名になっていたから、彼女とはx映画の中だけだったと。
今の若者にどれだけ共感できるものか分からない それでも本作には若さのドライブ感が詰まっている 21世紀の若者も元気が貰える映画だとおもう
冒頭にこうでる
とある時代のとあるところ
ロックンロールのおとぎ話
服装やヘアスタイル、車、街並みは50年代風
でもなんか現代ぽい
黒人のドゥワップグループも登場するが、音楽はロカビリーじゃなくて80年代のロック
街もリッチモンドだというがシカゴみたいだ
つまりそんなことどうだっていいということ
ストーリーだって、どうだっていい
カッコ良けりゃそれでいい
だってロックンロールのおとぎ話なんだから
代々木公園の前あたりの通称原宿ホコ天
そこにローラー族ってのがいたのは、ちょうど本作公開の頃
革ジャンにリーゼント、レイバンのなすびサングラス
女の子はみんなポニーテールに大きなリボン
フリフリドレスにハイヒール
ラジカセでジルバを踊ってた
そうあの頃は50's ブームだったんだ
原宿にはクリームソーダとかという名前の有名な店とかがいくつもあった
バブルの少し前
なんか気分がみんな本作みたいにイケてた
本作には80年代の空気感が濃密に詰まっている
音楽を聴けばいきなりあなたを80年代にタイムスリップしてくれるはず
21世紀に何の意味があるの?
50's は80年代からみて30年程前の時代
米国の黄金時代
時代の空気が同じだったから、今思えばその時代を模そうとしたブームだったのかも知れない
現にその後にバブルになったのだから
80年代はもう40年近い昔になってしまった
空気感はまるで違う
正反対かも知れない
今の若者にどれだけ共感できるものか分からない
それでも本作には若さのドライブ感が詰まっている
21世紀の若者も元気が貰える映画だとおもう
今見ると全然面白くない。
近頃初見。
ワルにも善と悪が居ると何故か思えた、
気持ち悪いから悪、爽やかだから善、美しいからヒロインと捉えられた、
ロックだからアメリカだからカッコ好いと信じられた、
これが面白いのだと言われればそう思えた、
幸福な時代。
今見ると全然面白くない。
確かに懐かしいが。
上映時間94分!
深夜にPrime Videoのお勧めに乗ってしまい30年ぶりくらいでフTVサイズながらフル鑑賞。昔相当気にいっていたので歌も登場人物もかなり記憶していたものの、鉄道やカフェや車などのディテール含めて改めて楽しめました。
「ダイアン・レインの歌声が複数の歌手の合成だったことは当初から開示されていたけど、やはり合唱っぽさが残っていて、ここは誰か一名の声に絞って力強くしてほしかったなあ」とか当時の不満や、映画の外の記憶を懐かしむことも含めて、ものすごく楽しんだといっても過言ではないですな。
バブル"前夜"に体験したロック・ファンタジー
大人になる前に観た作品。
単純明快なストーリー。
伏線なし、突っ込みどころ満載。
だけど、カッコいい。
公開当時観た人たちと、
今の時代に観た人たちの評価が
両極端のも理解できる。
公開当時、
キネマ旬報読者選出外国映画1位の日本。
時はこの後到来するバブル景気"前夜"。
今思えば、何もかも輝いていた時代。
「フットルース」「BTF」など
当時のアメリカ映画には憧れがあった。
こんな時代の中、体験したこの作品。
約35年ぶりに観たが、
クリストファー・ノーランの難解作品に
慣れ親しんでいた今の自分でも感動は
色褪せず。
ラストの「Tonight Is What It Means to
Be Young」には身震いした。
スポットライトを浴びる恋人の姿を
見届け、"相棒"と一緒に街を出る主人公。
事件を解決してシカゴを去る
「アンタッチャブル」のエリオット・ネスの
ような爽快感を感じる。
同時期観た、
「セント・エルモス・ファイヤー」と共に
未来永劫忘れられない作品。
音楽が最高!
ストーリーはいたってシンプルだが、スピード感があり、爽快感が感じられた。
ファイヤー・インクの「今夜は青春」など、音楽が秀逸。
今でも聞いていると間奏で拳を突き上げたくなる。
ダイアンレイン・・綺麗だったなあ・・・。
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