劇場公開日 2005年12月3日

「【”最強の激しすぎる夫婦喧嘩” をコメディ&ロマンステイストで描き出した作品。】」Mr.&Mrs.スミス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”最強の激しすぎる夫婦喧嘩” をコメディ&ロマンステイストで描き出した作品。】

2020年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

楽しい

幸せ

ーこんな夫婦が隣人だったら、嫌だなあ・・。-

<今更ながらだが、今作の面白きところ>
◆冒頭の二人のカウンセリングのシーンとラストのカウンセリングのシーンの絶妙な設定
 ■冒頭
  ・カウンセラーからの問いかけ1.“出会ってから何年?”
   ジョン・スミス(ブラッド・ピット)の答え。自信なさげに”5年・・”
   すかさす、妻のジョーン・スミス(アンジェリーナ・ジョリー)がスパッと”6年”
   で、ジョンが”5、6年・・”
  ・カウンセラーからの問いかけ2.”セックスの頻度は?10段階で言うと?”
   -なんという質問だ!と思いながらも、答えをはぐらかす二人。穏やかでない、チグハグな遣り取り・・。微妙に面白い・・。-

  1.ジョンの職業は建築士。ジョーンの職業はシステム関係・・。二人は5,6年前にコロンビアで出会い、恋に落ちそのまま結婚。
  -結婚は”勢いだからね!”。ジョーンが射的で最初はわざと的を外すが、ジョンがバシバシ的を当てるのを見て、ジョーンも負けじとバシバシ的を倒すシーンが二人の負けず嫌いな気質を見事に表しているし、二人の相性の良さを暗示していて、好きなシーンである。-

  2.お互いに”出張がち”だが、大切な日には一緒に食事をする。
  -この設定も微妙にこの後に効いてくる・・。アンナ、緊張感溢れる命がけのディナーは嫌だなあ・・。オカシイ。-

  3.お互いの本当の職業が分かり、尚且つ狙うターゲットが同じ人物と分かった途端・・。
  -いやあ、お互いの銃器及びその他ガジェットが明らかになるシーンはオカシイし、二人が(特にジョン)の驚く顔もオモシロイ。ー

  4.そして、二人がそれぞれが所属する組織から同時に狙われ、(そりゃ、そうだ・・)殺し屋のスキルを駆使して、反撃するシーンも激しいアクションの中、そこはかとなく可笑しみが含まれていて、オモシロイ。

 ■ラスト
  ・カウンセラーからの問いかけ.”セックスの頻度は?10段階で言うと?”
 ”満面の笑みで”ジョンが答えた内容。少し恥ずかしそうに、けれど嬉しそうに笑うジョーン。

<ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが”終始”楽しそうに役を演じている感が印象的だった作品。
 ”そりゃ、そうだ!”
 御馳走さまでした・・。
 だが、今作が面白いのは、設定及び、脚本が秀逸かつアクションシーンもキチンと見ごたえがあるからなのは、言うまでもない。>

NOBU