「叫びの仮面は恐怖の象徴」スクリーム(1996) bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
叫びの仮面は恐怖の象徴
何となくホラーが観たくなり、Huluで、久しぶりにスクリーム鑑賞。
当時は、結構ハラハラしながら観た覚えがあったし、あの叫びの仮面に怖さも感じた。しかし、改めて観ると、随分,バタバタした作りになって、滑稽さも感じた。
というのも、スプラッター的な要素は、ふんだんにもりこまれていたが、犯人が襲うシーンで、何度も殺し損なったり、被害者の女性相手に逆襲喰らったりしていた。ジェイソンやフレディが醸し出す、絶対的な恐怖が、本作の殺人鬼からは感じなかった。
まぁ、殺人鬼の正体が、明らかになったところで、それも納得。ただ、犯人をミスリードするような展開からの、サプライズは、サスペンスとしての面白さはある。
主演のネーヴ・キャンベルは、当時は若々しく、個性的な顔立ちで、なかなか魅力的だった。また彼女以上に、驚きだったのが、冒頭で犯人と電話でやりとりした挙句に,無惨に殺されたのが、『チャーリーズ・エンジェル』のドリュー・バルモアだったということ。なかなかのお宝映像でした。
上映後から現在に至るまで、あの叫びの仮面が、ハロウィンやお化け屋敷でも取り上げられている。改めて、恐怖のシンボルとして、世の中に大きな影響を与えた、ホラー作品になったと思う。
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