劇場公開日 1997年8月23日

「ドリュー・バリモアが見たくなって再見」スクリーム(1996) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ドリュー・バリモアが見たくなって再見

2020年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 冒頭、ドリュー・バリモアの電話の対応でホラー映画トリビア問答がやりとりされるのが実に面白い。この冒頭の面白さ、電話では「好きなホラー映画は?」という問いに『ハロウィン』、『エルム街の悪夢』と答えるバリモア演ずるケイシー。

「では、『13日の金曜日』で殺人を犯したのは?」
「ジェイソンよ!ジェイソン!20回も観たんだから」
「違うな、ジェイソンがサイコキラーになったのは2からだ」
う~む、納得。

 こんな感じでホラー映画やその他のウンチクもいっぱい。ビデオショップでバイトするランディ(ジェイミー・ケネディ)がいるおかげでホラーファンは大満足。特にパーティやってる最中に『ハロウィン』を流し、ジェイミー・リー・カーティスを応援するランディの姿が最高。彼がまた生き残るためには「セックスはするな」「酒・ドラッグは厳禁」「I'll be right backは絶対に言うな」などなど、とにかく魔の手から逃れるにはバージンじゃなきゃいけないんだ。それから、巨乳の女はなぜか2階に逃げるとか・・・

 映画オタクすぎて笑える台詞もいっぱい。『ET』のママが出てる映画は『ハウリング』とか、マニアすぎるだろ!トム・クルーズのお宝映画『栄光の彼方に』も見てないからなぁ・・・その他会話に登場する映画は『プロムナイト』、『死霊のはらわた』、『ヘルレイザー』、『ザ・フォッグ』、『テラー・トレイン』、『羊たちの沈黙』『サイコ』などなど。極めつけはジェイミー・リー・カーティスが脱いだのは『大逆転』(1983)が初めてだというカルトQ並のウンチクも。

 保安官代理のデューイ(デビッド・アークエット)とニュースキャスターのゲイル(コートニー・コックス)がこの映画が縁で結婚したとか、色んな面白さがありますね。ゲイルを殴ったシドニーなんて『ダイハード』からパクったのかも疑問の一つ。

kossy
かいりさんのコメント
2020年5月16日

スクリームレビュー、一気読みさせていただきました!やっぱり映画ネタがかなり拾われてらっしゃるkossyさん、さすがです!金髪ねーちゃん殺しの中でも、やはりバリモアちゃんがいいですね。

かいり