「スパイク・リーは童貞」スクール・デイズ(1988) 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
スパイク・リーは童貞
ミュージカル風味な学園モノ、スパイク・リーに音楽を期待している訳ではないが、劇中に流れる楽曲にハマれなくて歌唱シーンを観るのが苦痛に感じてしまう。
大学のサークル、社交会みたいな"ガンマ"に入りたいスパイク・リー他多数のコミカルな感じから基本的にはコメディ映画と思いきや、薄っすらと人種差別問題からの同じ黒人同士が争う白人カブれ、肌の色の濃さ、様々な価値観のズレがありながら陽気に描かれる雰囲気。
ラストが意味深過ぎて気軽に鑑賞していた感覚に対し何らかの問題提起を示す、コミカルな路線から一気に重たい気持ちにさせられる。
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