スキャナーズのレビュー・感想・評価
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40年前によくぞ作りましたな!
そもそも怖い映画が苦手ですから、本作初見です。
企画がなかったら一生見なかったでしょう。シネマートさん、ありがとうございました。
さて、本作。
私が大好きだった昔のドラマ「NIGHT HEAD」の桐原直人もスキャナーだったんだな!と膝ポンです(笑)いや、彼は自然発生だから違いますねー。いやはや、念じた対象物をどうにかしちゃうっての、本作が原案なんですかね?だとしたら、素晴らしい発想力ですね。超能力=スプーン曲げの洗礼を受けている僕としては、特異能力はエンタメ系だとばかり思ってましたから、まさかこんな・・・。
もう冒頭からガツーンです。お子様は見ちゃダメです。
もう、「なんなんだ?何が始まるんだ?」な始まりです。それからあれよあれよと話の波に飲まれていきます。気がついたら・・・・えーーー?そんなカラクリ???うっそーん!と大いなるお話の歯車ガッシャーン!!な展開が待っています。想像できなかった。まさかのまさか。
さらに・・・フォースの力で「空飛べる」的なんでもあり感はあるものの、81年の段階でこの先端インターネット技術を取り入れるとんがり具合がCOOL!!
いいんですいいんです。電話線でいいんです。基本は電話線。いやいや、今だって電話線。
WiFiだってそれは末端。基本はケーブル、海外にだって海底ケーブルだいっ!
燃えちゃうぜー!燃やしちゃうぜー基盤。
IT系の仕事をしているので変なところで上がりました。
いいぞ!いいぞ!なんてステキなんだ!
でもって(変な着地だけど・・・)意味深な結末・・・・。
おーーーー、おーーーーー、おーーーーーーーー!
40年前の才能のほとばしりを感じました。
秀作です。面白い!
アイデア満載の意欲作
40年前の映画だが、それなりに面白く鑑賞できるのは、名作のひとつと言っていいのだろうと思う。クローネンバーグ監督の作品では1987年の「ザ・フライ」が凄く印象に残っている。ある装置から数メートル離れた別の装置へのテレポートを成功させた学者の話で、ジェフ・ゴールドブラムの怪演が思い出される。テレポート寸前に装置に侵入したハエと遺伝子レベルで合体してしまうというアイデアが秀逸だった。
本作品も人体の変化を扱っていて、テレパシーによって他者の意識が勝手に頭に入ってくるだけでなく、テレパスの側からも信号を送ることができるというアイデアだ。それによって相手のバイタルを変化させることができる。流石に頭が破裂するのは少しやりすぎかもしれないが、映画的には衝撃のシーンが必要な訳で、そのあたりはクローネンバーグ監督がよく心得ているようだ。加えて監督は、人体自然発火現象も念頭に置いて作品を作ったように思える。
ストーリーは常に予想を裏切る形で、より過激な方、より悲惨な方へ進んでいく。各シーンはアイデアの連続である。撮影も見事だが、特殊メイクも凄い。CGよりもずっと迫力を感じるのは当方だけだろうか。
ラストシーンはこれで終わるのか?という続編の予感を匂わせる格好だが、完結しているようにも受け取れる。そのもやもやが本作品の印象を強くしている。そういう狙いもあってのラストシーンかもしれない。まさにアイデア満載の意欲作であったというのが本作品の妥当な評価だろう。続編は9年後に製作されたが、クローネンバーグ自身はかかわらなかった。当方も続編は観ることはないと思う。
アイアンサイド
コンセック社の公開実験。スキャナーのテクニックを披露しようと思ったら、被験者アイアンサイドが実験者の男の頭を爆破・・・会議においてレボックを中心とするスキャナー組織を壊滅させようと決まった。それには相手に知られてないスキャナーを使う必要がある。と、選ばれたのがベイルだ。
エフェメロルというスキャン抑制の薬がキー。妊婦に投与することによって新たなスキャナーを生み出す恐ろしい薬なのだ。それを生化学工場にて大量生産。レボックは単に仲間を増やしていただけじゃなかった。
コンセックのルース博士が父親で、レボックが兄だと聞かされたショック。しかしどちらも全世界を支配しようという独裁者のような奴。強力な超能力者同士の戦い。グロい、えげつない、壮絶な精神バトル。勝ったのはどっちだ?!
僕はキャメロンだよ・・・なんて言われても、顔がアイアンサイドだからよくわからない。続編を意識したエンディングだ。おまけにエンドロールまでコンピュータのドット文字。面白れぇ~
素晴らしい才能を感じる名作
見応えがあった、傑作だ
お話は手っ取り早く言えばスーパー超能力大戦
しかし子供騙しなところは微塵もない
冒頭の超有名な頭が内部から血しぶきを上げて爆発するシーン
そのインパクトは強烈な印象を与え、映画の掴みは最高の出来だ
それで我々観客はもう映像に釘付けになってしまう
といってそのグロい特撮シーンにはあまり寄りかかってはいない
終盤の決戦で再度グロいシーンも登場するが、昨今のCGだらけの目がまわるようなものでこけ脅すことはしない
きちんと設定のもたらすスリルとサスペンスを盛り上げて行ってくれる
その語り口は見事だ
多少すれている観客でもおーっと驚かせる展開を最終決戦の前ににみせるから、最後の最後まで力が入って観いってしまう
悪の超能力者役のマイケル・アイアンサイドはジャック・ニコルソンを思わせるような怪演ぶりで印象に残る
結末は果たしてどちらが勝ったのか?
余韻を残した終わり方だ
エンドロールも劇中のコンピューター画面を模しておりその余韻を噛みしめられる素敵なものだ
ハワード・ショアの劇伴も目立たず邪魔にならないが、着実にスリルとサスペンスを盛り上げる良い仕事をしている
SFホラー映画の名作のひとつだ
超能力ものの先駆け
人体爆破の超能力合戦!
手下は普通の人達
スキャナーVSスキャナーの構図はラストの兄弟対決のみで基本は超能力の無いヤツらが銃で攻撃してスキャナーが力を発揮せずに死亡!?
頭が爆発するシーンは一回のみで全編を通しても派手な場面よりか地味な雰囲気。
主人公の闘う理由もイマイチ解らず博士も何もせずに殺されるショボい結末!?
敵役のマイケルアイアンサイド 狂気に満ちた悪役 カナダのジャックニ...
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