スキャナーズ 劇場公開日:2013年4月20日
解説 デビッド・クローネンバーグ監督が超能力者たちの戦いを描くSFスリラーで、のちにシリーズ化もされたヒット作。浮浪者のべイルは自分がスキャナーと呼ばれる超能力者であることを知らされる。その頃、もうひとりのスキャナー、レボックがコンセック社の会議場で人の頭蓋骨を破裂させるという事件が起こる。自らの能力を使って、世界征服をたくらむレボック。女性スキャナー、キムとともにレボックを追うベイルは、やがて自分とレボックにまつわる秘密を知ることに……。2013年、クローネンバーグ監督の新作「コズモポリス」(12)公開にあわせた特集上映「コンセプション オブ デヴィッド・クローネンバーグ 受胎」でリストア版が公開。
1981年製作/103分/カナダ 原題:Scanners 配給:コムストック・グループ 日本初公開:1981年9月
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2022年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
The film begins with its infamous head explosion scene and doesn't stop there. This sci-fi mini epic is full of stare-down psycho battles which are a fine combination of expressive acting, gross-out make-up work, and jogging the audience's imagination. It's a lean cut of weirdness signature to the director's work. It might be a little choppy but it dates well in its modern film-noir aesthetics.
2022年5月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
世界観も「なんとなく」な雰囲気で進む中、突然頭が爆発してはじまるストーリー。CGではなく、特撮で進捗するサイコキネシスホラーです。続々と現れる、多種多様な変顔のバリエーションは必見! スキャナーと呼ばれる超能力者同士が銃なんかも使いながら闘うわけですが、よくよく考えれば一般人である我々からすると「悪vs悪」の構図。争いごとは、結局互いの異なる正義なわけですね。 1981年の作品ということで、北斗の拳の2年前。そしてAKIRAの1年前。なるほどクローネンバーグ監督が落としたエンタメの卵は大きく育ちました。そしてTITANEのジュリア・デュクルノー監督もその一つなわけです。 嗚呼。その頃、ランドセルを買ってもらい喜んでいたアホ面した少年に教えてあげたい。大人ってずるいよねと。
2022年5月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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今ではマーベルやDCコミックスなどのCG、VFXを駆使したど派手なエスパーものが溢れているので今観なおすとショボイかも知れないが、当時のレベルを考慮すれば頭ボカンや特殊メイクを駆使した顔芸だけでコワキモさを見事に演出、この手のジャンルを拓いた先駆的話題作でした。 一応、敵役とされるレベック(マイケルアイアンサイド)はカナダのジャックニコルソンの異名を持つ俳優さんだそう、納得ですね。 人どころかコンピューターまで意のままに操れるスキャナーズの超能力、荒唐無稽かと思うものの、本人たちにも人並みの悩みがあったり、原因が世界を震撼させたサリドマイド薬禍を想起させるなどよく練られている。 黒幕はエスパーを人間兵器に仕立てようとする製薬会社と思ったら血脈の争いに収束するので悪を倒すヒーローもののような爽快感は薄いですが奇抜な展開で愉しめました。
初見。 題材や物語より寧ろこの暗さこそがクロネバ節と愉しんだ。