「テンポがよく濃厚なストーリー。1981年の超快作。」スキャナーズ　みるさんの映画レビュー（感想・評価）

クローネンバーグ監督の出世作と言ってもいい本作。
彼のグロ目のSFXも沢山に描写されお腹いっぱいの一品。
物語は「浮浪者だった主人公が実は超能力者で、悪の超能力者を退治してくれと頼まれる。しかしそこには意外な事実が……」というもの。
カルト的に大ヒットしたアニメ映画「AKIRA」以前に作られた本作はかなり見どころの多い作品です。
序盤に頭が爆発するシーンがあるため、そういう人はそこで脱落する人が多いかも知れませんが、そこを面白く感じた人は最後まで楽しめると思います。

最後の余韻を残す終わり方も超好きです。
クローネンバーグ監督の入門編としてもおススメの一本。