「圧倒的なアルパチーノの存在感」スカーフェイス あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
圧倒的なアルパチーノの存在感
あんたの手が触れたものはみんな腐っちまうんだよ!主人公の母の言葉だ
肥大化した自我が周囲のもの総てを押し潰す
精一杯背伸びした余裕無さ
ほんの少しでも体に触れられたり、反論されたら破裂したかのように攻撃する
この主人公の性格の理解が半端ない
これを100%以上演技に変換して、最早役者としてのアルパチーノではなくトニーそのものに成りきっており
観ていてアルパチーノを観ているのだという感覚を失うほどだ
映像はデパルマ監督の美しい世界そのもの
音楽はジョルジオ・モルダーの80年代サウンドそのものキラキラ感
オリバー・ストーンの密度とテンポを兼ね備えた素晴らしい脚本
そこにこのアルパチーノの名演技だ
アクション映画、ギャング映画の金字塔と断言できる
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