「舐めてんじゃねーぞ」スカーフェイス じぶさんの映画レビュー(感想・評価)
舐めてんじゃねーぞ
トニーモンタナ、という1人のマフィアが成り上がり、落ちぶれていく様子を描いた映画。
見終わった印象は、切ない、悲しい、あるいは痛い。
派手なアクションや怖いシーンはもちろんありますが、トニーが楽しそう、という映像がほとんどない気がします。
成り上がり、と描いた様に金も女も地位も手に入れていますが満たされているように見えない。
結局トニーは「舐められたくない」だけだったんだろうなと思います。
唯一の武器であるその価値観により全てを手に入れ、全てを失ってしまう。
狼の世界に犬が1匹迷い込んだような、その逆のような、見ていて胸が痛くなる映画でした。
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