「【夢を叶え象使いになった少年の半生を、若き柳楽優弥さんが演じた作品。タイでの修行や両親との対立と和解、蒼井優さん演じる少女との淡い恋を描いたヒューマンドラマ。】」星になった少年 Shining Boy and Little Randy NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【夢を叶え象使いになった少年の半生を、若き柳楽優弥さんが演じた作品。タイでの修行や両親との対立と和解、蒼井優さん演じる少女との淡い恋を描いたヒューマンドラマ。】
クリックして本文を読む
ー 実在の少年の生涯を描いた点に驚くと共に、若き柳楽優弥さんの確かなる演技に魅入られる作品。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・少年テツの母親を演じた常盤貴子さんの魅力も今作を際立たせている。動物好きで、象を飼おうと言い出して、皆を驚かせる姿。
・そして、母の念願だった象・ミッキーとランディがやって来る。
象の声が聞こえるテツは象使いになりたいと思い立ち、両親の反対を押し切って単身タイの象学校に留学する。
・タイで、象使いの修行をするテツの姿。食事に慣れず、孤独感を深め象の声も聞こえなくなって、任された小象ファーが行方不明になり森へ入って行くシーン。
滝つぼに落ちそうになったテツをファーが助けるシーンを含め、今作では象の演技も凄いのである。
・テツのガールフレンドを演じた蒼井優さんも印象的である。柳楽さん、蒼井さんとも今では邦画を代表する俳優であるが、お若い頃から凄い存在感を発している。
そんな彼女が、テツが事故により夭逝した後に、屋根に上ってテツの写真を脇に置いて座っているテツの母を訪ねるシーンは沁みる。
”何で、テツが象使いになりたかったか、知っていますか。テッチャンには絶対言うなと言われていたんですが。お母さんが象が好きだったからですよ。”
その言葉を聞き、号泣する母の姿。
<今作は、実在した日本初の象使いの少年が成長する半生を、若き柳楽優弥さんが見事に演じた作品なのである。>
コメントする