劇場公開日 2005年10月1日

「ハラスメントの時代」蝉しぐれ ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ハラスメントの時代

2022年1月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

まーほんとにせつないお話。悪徳家老のせいで親も家も恋も奪われ、ひたすら耐えて生きる男。現代の人間は反逆や駆け落ちを考えてしまうが、そうできない時代があったということなんだよなぁ。この「忍ぶ」という感覚が、少しでも日本人のDNAに残り続けないと、時代劇も作られないし、見る人もいなくなってしまう。世の中は変わっていくのが常だけど、エッセンスくらいは受け継がれて欲しい。

今田耕司、ふかわりょう、佐津川愛美、若い! 染五郎(当時)はやはり絵になる。木村佳乃は品の良さ、芯の強さがよく出ていた。だけど、夜中逃げるときに白い着物は目立つでしょ。

からくり人形が笑えると同時に、不気味さも醸していた。

BS日テレにて。

ぷにゃぷにゃ