劇場公開日 2004年10月23日

「ジョニデのファン・ムービー」シークレット ウインドウ たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5ジョニデのファン・ムービー

2014年3月20日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

寝られる

いきなり現れるジョン・シューター。この時点でもしや!?と思ったのは自分だけじゃないはず。
それくらい、今となっては使い古されてしまったオチですね。

だとしても、演出次第ではもう少し面白くできたはず。
本作で一番大切なのは、ジョニデ演じる小説家が、謎の男に振り回され、精神的に追い詰められるが...という展開にならなければいけないのに、そこらへんの緊張感が皆無なので、ジョニデの1人芝居を楽しむだけしか見どころが無くなってしまっている。
ジョニデの演技というより、脚本・監督のデビッド・コープの力量不足でしょう。

ジョニー・デップのキャラ作りは良かったと思います。
ぼさぼさ頭に無精髭。それに破れたボロボロのガウンを着てても格好良さを残している。ファン目線を忘れていないところがさすがですな(笑)

キアヌ・リーブスが昔「チェーン・リアクション」というサスペンス・アクション映画で、物理の科学者らしさを出すために、ロン毛のセンター分けだけでやめとけばいいのに、役作りで更に太り、重そうな体でドタドタとアクションするという、そんなリアルの追求いらねーよ!と、「スピード」でのキレのあるアクションと見た目の格好良さでファンになった男性・女性両方をガッカリさせたんだけど、そこがファン目線を理解しているかどうかの違いですね。

どんな変なキャラクターを演じても、かわいさや格好良さはしっかり残すジョニデなので、ファンの方は本作も十分に楽しめると思いますよ。

たぁ〜ちぃん