「無垢な恋心の美しさは古今東西かわりません。」初恋のきた道 ねりまっくまさんの映画レビュー(感想・評価)
無垢な恋心の美しさは古今東西かわりません。
文化大革命の頃。中国の田舎村が舞台。村にやってきた若い教師に魅かれた少女の初恋の話です。文革によって村から離れなければならなかった男。村を離れる時に、旧暦12月に帰ってくると約束を交わす。その約束を信じて、約束した日に極寒の雪の中で彼の帰りを待つ少女。無垢の心で相手を信じる姿は時代や国を越えて人類共通の美しさですね。とても胸を打ちました。
現在をモノクロで、初恋の想い出をカラーで描いている点や、教師として人生を全うした夫(父)の人望が、遺体を村に運ぶことで明らかになるという演出も非常に良かったです。
純真な心、ピュアな初恋を思い出したい人におススメです。
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