「最後まで気が抜けない!」レッド・ドラゴン kame-pukupukuさんの映画レビュー(感想・評価)
最後まで気が抜けない!
自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。
ハンニバルのレビューを投稿した後、「レッド・ドラゴンが面白いですよ」というコメントをしていただいたため本作を見ました。ちなみに本作視聴後にハンニバル・ライジングも視聴したため、そちらもレビューを投稿したいと思います。
自分としては、レクターシリーズ1作目の羊たちの沈黙と同じくらいのめり込んで見ることができました。
主人公のグレアムはレクター博士と仕事をしていたという関係性もあり、1作目と同じ「捜査官と受刑者」という対話の中でも、1作目とはまた違う緊張感を感じることができました。
どうしてもレクター博士に注目してしまうところですが、自分としては噛みつき魔事件の犯人の背景や恋模様等もしっかりと描かれているなと感じました。だからなのか、ダラハイドとリーバの最後のやり取りについては、ダラハイドに肩入れをしてしまい、いつの間にか「負けるな」「撃っちゃだめだ」と応援してしまっている自分がいました。
そして終わったかな、と思っていたところでの、主人公と犯人の対決。見終わった後で振り返るとよくある展開なのかもしれませんが、見ている最中は「まさかの!?」と驚かされ、かなり緊迫感がありました。
手紙のやり取りをしていた割には、ダラハイドとレクター博士の関係性はそれほど濃くはないな、という印象はあります。
レクター博士がグレアムに執着することについては理解できるものの、ダラハイドに殺害させようとする理由についてはよく分からないな、と思いました。自身を逮捕した相手だからという理由だけでレクター博士は殺そうとするのだろうか、もしかしてただ遊んだだけ?と考えさせられます。
時間があればもう1度見てみたいな、と思いました。とても面白かったです。