劇場公開日 2003年2月8日

「【”偉大なるレッドドラゴンを見よ!”哀しき男がウィリアム・ブレイクの”グレート・レッド・ドラゴン”を背中に彫った訳。最後の最後まで気を抜けない、恐ろしくも哀しきサスペンスフルなミステリー作品。】」レッド・ドラゴン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【”偉大なるレッドドラゴンを見よ!”哀しき男がウィリアム・ブレイクの”グレート・レッド・ドラゴン”を背中に彫った訳。最後の最後まで気を抜けない、恐ろしくも哀しきサスペンスフルなミステリー作品。】

2022年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

ー 「羊たちの沈黙」を見て、満足してしまっていた。
 トマス・ハリス原作の今作品のサスペンスフルな最後まで目が離せない展開には魅入られた。-

◆感想

 ・犯人が、人間から”怪物”に変貌してしまった、哀しき過去

 ・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)を命懸けで逮捕したFBI捜査官グレアム(エドワード・ノートン)と、レクター博士の強固なガラス越しの遣り取りが面白く。

 ・リーズ家と、ジャコビ家の一家虐殺事件の異様さと同一性。
  - 全てのが割られ、被害者の目に・・。-

 ・愚かしき新聞記者が、最後に見た、犯人の異様な程の背筋及び背中全体に彫られたウィリアム・ブレイクのグレート・レッド・ドラゴン。
  - 犯人が、ダンベルで身体を鍛えるシーン。彼は、何から身を守ろうとしていたのか。何故に幸せそうな家庭の狙って、惨殺したのか。-

 ・犯人が、盲目のリーバ(エミリー・ワトソン)にだけは、人間として優しく振舞った理由。

<最後の最後まで気を抜けない、恐ろしくも哀しきサスペンスフルなミステリー作品。
 参りました・・。>

NOBU