「安楽椅子探偵の集団バージョンというか…」十二人の怒れる男 さとうきびさんの映画レビュー(感想・評価)
安楽椅子探偵の集団バージョンというか…
謎解きのスリルと、迎合する人間の弱さ、愚かさを描こうとした作品だと思いました。
主眼はあくまでも後者だと。
謎解き自体は粗が目立つように感じましたが、それは監督の故意では?と裏読みしたくなります。
結局少年は有罪だったのか、無罪だったのか。
十二人の愚かな道化を描いた皮肉な映画という印象が残りました。
ヘンリー・フォンダというとお爺さんというイメージしかありませんでしたが、壮年の落ち着いたインテリぶりが魅力的でした。
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