劇場公開日 1959年

「安楽椅子探偵の集団バージョンというか…」十二人の怒れる男 さとうきびさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5安楽椅子探偵の集団バージョンというか…

2025年8月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

驚く

謎解きのスリルと、迎合する人間の弱さ、愚かさを描こうとした作品だと思いました。
主眼はあくまでも後者だと。
謎解き自体は粗が目立つように感じましたが、それは監督の故意では?と裏読みしたくなります。
結局少年は有罪だったのか、無罪だったのか。
十二人の愚かな道化を描いた皮肉な映画という印象が残りました。

ヘンリー・フォンダというとお爺さんというイメージしかありませんでしたが、壮年の落ち着いたインテリぶりが魅力的でした。

さとうきび