「感想メモ」十二人の怒れる男 ヒラめさんの映画レビュー(感想・評価)
感想メモ
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どんどん引き込まれる作品
1人の少年の無罪、有罪を巡って陪審員12人の男たちが暑苦しい会議室の中で議論する
無罪を主張する男は最初は1人だけだが、彼の論理的な話の展開にどんどんと無罪を主張する人が増えていく
有罪派の人たちは少年に同情して判断が揺らいでいると主張を変更した人を責めるが、有罪を主張する内に自分こそが感情的に事件を捉えており、公平な判断ができていなかったと気づくことになる
偏見を完全に排除することは難しい
下の階のジイさんをボケていると言った後に、少年を見たという証言を有罪の判断材料にしようとしたり、自分の発言に矛盾が生じるようなところが面白い
最後に名前を聞いた所で、名前もわからない登場人物たちの議論に夢中になっていたことに気付かされた
証言に違和感を見つけて確認するのが逆転裁判みたいで面白かった
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