「凄いのを見た」十二人の怒れる男 飛んだジャガイモ『フライドポテト』さんの映画レビュー(感想・評価)
凄いのを見た
どんどん謎が解けていき、一人また一人と無罪の人が増えていくのが物凄く熱いし気持ち良いしで、後半の方はずっと興奮が抑えられなかった。
キャラが皆人間臭過ぎるのが本当にいい。ストーリーの為に動かされてるんじゃなくて、本当にキャラが考えて喋ってるかのようだった。皆好きになってしまった(笑)
演技も素晴らしかった。人間臭さを伝えられるのもそうだけど、心情の変化を細かなニュアンスで表現できてたのも凄いと思った。
12人の男たちが議論するという題材をここまで面白くできるとは思わなかった。制約が多くて、あまり動きのある画や自然の力などを使った画を撮れないからこそ、脚本、演技、撮影の細かな技術が光る、映画として完成度の高い文句無しの傑作でした。
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