「これ以上に好きな作品はない」十二人の怒れる男 foolさんの映画レビュー(感想・評価)
これ以上に好きな作品はない
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いわゆる裁判もののドラマや映画は、とりあえず見る
その原点である作品です
裁判のシーンも殆ど無く、陪審員が閉じ込められた暑苦しい部屋の中で、淡々と進んで行く作品
正直、キャスト以外はどれだけ低予算なんだ?
と訝りながら、引き込まれてしまう
最初に見たのは、小学生か中学生の頃
起訴されれば、ほぼ有罪
報道や噂に流される思考
水は低きに流れ 人もまた、低きに流れる
真実を見極めようとすれば、自ずと見える筈
「疑わしきは罰せず」けれど
疑わしという事は、有罪の可能性がある
それでも、流れていく水の流れを
どうにか留めようとするたった一人の意思は
濁流さえも清んだ湧水へと導いて行った
司法とは、こうあるべきだ
偏見や歪みを乗り越えて、正しい道を
示すものであるべきだと
この映画は教えてくれる
法に関わる全ての人に、定期的に見て貰いたい
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