「男たちの激論」十二人の怒れる男 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
男たちの激論
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DVDで鑑賞(字幕)。
殆どのシーンが陪審員控室で進行し、少年による父親殺しの裁判の判決を巡る陪審員たちの議論が繰り広げられました。
議論を交わす中で陪審員たちの背景が浮かび上がる構成が良く、密室劇・会話劇ならではのドラマが見応え抜群でした。
陪審員8号だけが無罪を主張し、固定観念を捨て去り理路整然と組み上げられていく彼の推理によって、徐々に他の裁判員の意見も変化していく様がスリリング。
陪審員8号の熱意に心打たれました。陪審員への取り組み方も様々な面子に粘り強く語り掛け、自らの想いを籠めた推理を元に議論を展開する姿がカッコいい。
証拠物件を精査し、凝り固まった視点を解きほぐしていくことで、新しい事実が浮かび上がりました。意識を変えることで見えていなかったものが見えて来る…
※修正(2023/07/03)
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