パフューム ある人殺しの物語のレビュー・感想・評価
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・・・純粋過ぎるが故の、残虐さ。
産まれながらにして、ずば抜けた嗅覚を持つ男。
彼は、香りの保存方法を知りたいと渇望し、
やがて、有能な調合師と出会う。
だけど、彼が保存したいと思っているのは、
美しい女性から発する香り、体臭だった。。。
・・・純粋過ぎるが故の、残虐さ。
香りは、想像するしかないのが、すごく残念。
特に最後の、凄まじい数の人々を虜にした香りなんて、
いったい、どんな香りだったのだろう・・・?
そうして! ダスティン・ホフマンが出ていた!?(≧∇≦)
今回、観たいリストの古い方から借りて来たのだけれど、
正直、どうしてこれを観たいと思ったのか全く覚えていなかった。f^_^;
だけど、判明。
ダスティン・ホフマンが、出ていたんだ。
だから、観たいリストに入れてたのかぁ。(^w^)
そしたら、ハリー・ポッターのスネイプ先生(アラン・リックマン)も出ていた!
魅惑の香り
どことなくお伽話を思わせる絵作りと進行。話自体は突拍子も無いトンデモ話なのだが面白かった。匂いが無いから愛され無かった的匂い絶対主義をスルーして見れればw他者に受け容れて欲しかったんだね。愛は己を満たす為のものじゃない。ソドムとゴモラもびっくりなラストシーンは圧巻。
狂気が満ちている
すごいです。
発想やばいです。
久々に狂気に満ちている映画見ました。
ラスト数分、狂気の渦ですよ。
余計なことを排除して
ひたすら1つのことを描き続ける潔さが、
この主人公そのものでした。
確かに、エンターテイメントとして、
ハッピーエンドかアンハッピーエンドかを期待して見たら
なんだよそれってなるかもしれませんが、
ここまで潔い映画はそう無いような気がします。
映画の殆どが拷問のパッションくらいの狂気です。
殆どしゃべらない主人公がすごく良いです。
普通の映画に飽きた人には良いと思います。
ここまでシュールな映画,めったに出会えないよ
高校生の時にみました
結構記憶に残ってます。
究極の香りってのが完全にキーなわけで
その香水を完成させるために必要な綺麗な女の人を殺害していくのです。
なんか究極の香りで狂った市民がみんなで乱交してた。
ちょくちょく想定外なことが。
最後は主人公が神すぎて想定外。
でもここまでシュールな映画,めったに出会えないよ
究極の媚薬
ベンウィショーが出演しているので見てみましたが、なかなか面白かったです。生まれつき二つと無い嗅覚を与えられた主人公が生身の女性の香りに魅せられ、殺人を犯し続けて香水を作るという話。最終的には究極の媚薬ができたというオチは予想外で、感心しました笑。ベンの演技も素晴らしかったです!
官能的な作品
表題通り 官能的で蠱惑的な作品
一緒に観た相方と息子は 共に 不気味やなーっていってましたから ほんとに好みが分かれるんだろうね
全体に 官能と それを元にした美しさが漂う
中世ヨーロッパの貧富の差による 美醜も 匂いに変えられるような、醜でさえも 官能をにじませているやうに観える
私の一番大好きな作品♪
賛否両論あるのがすごく分かる。如何わしいしグロい。 まず18世紀の...
賛否両論あるのがすごく分かる。如何わしいしグロい。
まず18世紀のパリの貧民層の現実に唖然。やっぱり私は主人公は可哀想って思っちゃいます。あんな人生送るくらいならあんな才能いらない。
ラストの絞首台のシーンはぶっ飛びすぎで笑いました。主人公の最期はもはや理解不能。あれが人間の愛の究極の形ってこと?
にしても女性の匂いに固執しなくてももっといい匂いいっぱいあると思うけど…その辺から感性違うから感情移入できないのか。
濃厚
画面の向こうから香り立ってくるような濃厚さです。フェチ要素をこれでもかというくらいに織り込んであります。主人公のひたむきさ、その動機には共感し難いはずなのに、展開のなかで主人公が気付く欲求のその先の欲求はひどく身近なもので、奇妙な共感を覚えました。全体的に香りの表現が見事です。また、身終えた後も引きずる類の作品です。
結局愛を知る
愛を知って、跡形もなくなるなら
愛を知らぬままでもいいじゃん。
しかし、身寄りのないため誰も怒らず簡単に死んでいく下町の孤児たちと
大事に育てられた娘たちが対比されます。
大事にされているか、いないか、で非難されるか、されないかが決まり
人の感情が問題なんだ、と命の軽さを知る。
大事にされない命のジャンバティストが、大事にされる命の娘たちを、
自分と同じような『大した価値のない命』と思って殺しまくるのも道理。
まとまっていた。
ずっと見たかった作品で難しい題材ながら、まとまっていたという印象。
最後まで映像が美しく、好き嫌いが分かれるかもしれないが、映画好きなら見てほしい。
香りという目に見えないものを、違和感なくかつ鮮やかに映し出しており、場面のつなぎ部分も自然で、画面に吸い込まれるようだった。
最後には、主人公に香水を完成させてほしいという気持ちにもなってしまいい、ラストシーンまでの流れは圧巻でした。大勢の乱交シーンは美しいエロさと言ったらいいのか、エロくなりすぎていなかった。主人公が最後に気付いた愛されるラスト等グロさもいきすぎず、全編通して気分を悪くさせなかった。
主人公と関わる欲望に満ちたもの皆が亡くなる、ブラックなとこもさらっといれるところは面白かった。舞台がパリな所も。
怖い童話
題名にも書きましたが、なんだかダークな童話を見ているような感覚になりました。
主人公が良く言えば純粋に、悪く言えば欲望にただ忠実に、ある香りを求めていく姿がとてもよく描かれていると思います。
「本当は怖いグリム童話」とかが好きな人は好きかも…
官能的で微熱を持つような
暗く美しい映像でなまめかしく、怖いのにひきつけられずにいられない、妖しい作品です。
香りだけに固執する主人公と、彼がひきつけられる美女達との間の官能的で微熱を持つような空間は、まさに匂い立つようです。
自分を見つけられない主人公が、悲しく哀れでした。
匂いを感じる映像美
18世紀フランスのある天才調香師が主人公。
異性を肌ではなく匂いでしか感じることができない男の悲劇だ。
中世フランスの臨場感が素晴らしく、香りを調合していくだけでドキドキさせる演出も見事だ。
昨年の「ニュー・ワールド」のようにホントに香りが漂っていたら、館内が騒然となっていたであろうラストが凄い。
*「ニュー・ワールド」は、サロンパスルーブル丸の内で、特定の席だけ実際に香りを噴霧して上映しました。
怖くて美しい作品
最高の香水を作るために次々と女性を殺し、その体臭を集めていく調合師のお話。
殺人の目的が彼にとってあまりにも純粋なだけに、人間に対する感情があまり感じられず怖いです。お話も淡々と進んでいくので、ハリウッドのメリハリのある映画手法に慣れていると眠くなっちゃうかも。
でも死刑寸前で出来上がった香水を一振りした時の映像の美しさといったら、官能的で美しく中世の絵画のよう!香りがない映画なのに、その香りが漂ってくるような錯覚に陥ってしまいました。
ネタバレしちゃうので最後は書けませんが、数奇な彼の運命を見て欲しいなと思います。
好き嫌いがはっきり分かれる映画だと思うので、観る人は覚悟をして観てくださいね。
思っていたより…
香水がテーマということで、美しさとか、綺麗さを重視して作られた映画だと勝手に思っていたのですが、実際に見てみると、そんなことはなく、むしろリアルに汚い世界までも描いたなという印象でした。
他の方も言っておられますが、本当に好みが分かれると思います。主人公に感情移入できるか、どうかでしょうね。彼を気持ち悪い奴だと思ってしまったら、あまり楽しめないかもしれません、私みたいに(笑)
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