劇場公開日 2001年7月14日

「違う意味でリベンバー・パールハーバーになってしまった映画」パール・ハーバー barogue2001さんの映画レビュー(感想・評価)

1.0 違う意味でリベンバー・パールハーバーになってしまった映画

2025年9月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

アメリカの戦争映画ってだいたいそうなんだけど、敵の描かれ方が本当に酷いよね。
敵は感情の起伏がない冷徹な存在として描かれたり、「野蛮人」扱いされたりする。

マイケル・ベイの『パール・ハーバー』なんてまさにそう。日本人は“映画的な敵”としてしか出てこなくて、人間としての側面は完全に排除されてた。もちろん、人種差別しようって意図まではなかったんだろうけど…。
ただ、史実の戦いを題材にする以上、しかも当時を生きた人たちがまだ存命の時代に作るなら、もう少し敵に対するリスペクトがあってもよかったと思う。

勧善懲悪のエンタメをやりたいだけなら、わざわざ真珠湾攻撃を使わずに、『トップガン』みたいに史実から切り離された舞台でやればよかったんじゃないかな。

barogue2001